...僕は絶えず足踏みをしながら...
芥川龍之介 「冬」
...今引き入れた馬が時々足踏みする音の外には...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...しとるのじゃろか」一列横隊で五人が足踏みをしている有様は...
海野十三 「宇宙戦隊」
...足踏みでもしているのだろうと思っていたところ...
海野十三 「流線間諜」
...Cは支線に辷(すべ)りこんだ貨車に飛びついて足踏みブレーキをかける役である...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...そして我々が怪訝そうに一足踏み込んで...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...同時に隣室にもその合唱と足踏みがはじまる...
林不忘 「安重根」
...何心なく店へ一と足踏み込むと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...にわかに足踏みをしなくなったことだけでも解ると思った...
徳田秋声 「足迹」
...思わずどしんと足踏みをした...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...他の者は一切足踏みせぬ事になっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...足踏みをしたり唾(つば)を吐き散らしたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬は足踏み嘶いて...
宮本百合子訳 「二つの短い話」
...此小事件から足踏み出来ないとなると何だか淋しい気がした...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...人殺しや」とおそでは足踏みをしながら喚いた...
山本周五郎 「へちまの木」
...足踏みをして叫んだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...ただぶらぶら足踏みさえしておればいいんじゃないの...
横光利一 「上海」
...二階の足踏みもオルガンの音も頭からつつ抜けで...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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