...彼女の足許に虫がいた...
...父は足許でつまずいて転んだ...
...私は足許を見ながら歩くのが好きだ...
...女性は足許までの服装にも気を使うべきだ...
...道端にはたくさんの石が転がっていて、足許に気をつけなければならない...
...やっと父親の立っている足許に鋤簾の先端を突き出すと...
犬田卯 「米」
...足許(あしもと)に転がっている沢庵石(たくあんいし)の倍ほどもある大きな石を照した...
海野十三 「俘囚」
...足許には所々に薊(あざみ)の花が咲いていた...
高浜虚子 「富士登山」
...」とその時、足許で小さい聲...
太宰治 「お伽草紙」
...足許(あしもと)がお危のうごぜえます……」「貴方(あなた)が...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...先生の足許にゃ寄れないぞ...
田中貢太郎 「涼亭」
...メーリオネースの足許に近く大地につきさゝる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の先へ先へとコロがって足許(あしもと)を塞(ふさ)いでしまう...
徳永直 「冬枯れ」
...飛びかかる足許さえ危ないくらいに痩せていましたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...家並(やなみ)はそこで尽きて足許は二の廓の堀の水...
中里介山 「大菩薩峠」
...足許に転がっていた蕎麦(そば)の笊(ざる)に柄をすげたようなものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は私の足許に倒れてしまいました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...出来るだけ自分の足許に気をつけて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私のすぐ足許からも...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...足許のボール箱の蓋をあけて...
牧野信一 「山を越えて」
...足許へ伏しくずれる新九郎...
吉川英治 「剣難女難」
...足許(もと)はだんだん熊笹(くまざさ)に狭められて来る...
吉川英治 「宮本武蔵」
...飛騨焼岳の頂上に立って足許に湧き昇る噴煙に心をとられながらも端なく遥かな雲の波の上に抜き出でている富士を見出でて拝み度い思いに撲たれたこともあった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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