...彼女の足許に虫がいた...
...父は足許でつまずいて転んだ...
...私は足許を見ながら歩くのが好きだ...
...女性は足許までの服装にも気を使うべきだ...
...道端にはたくさんの石が転がっていて、足許に気をつけなければならない...
...足許(あしもと)の明るい内に...
泉鏡花 「活人形」
...同時に真直(まっすぐ)に立った足許に...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...足許だけ――ほんの自分が踏み出す四五センチ先ばかりしか見なかった...
犬田卯 「橋の上」
...僕の足許(あしもと)に長く伸びて...
海野十三 「海底都市」
...彼の足許(あしもと)に転(ころ)がっている骸骨や金貨を見ると...
海野十三 「恐怖の口笛」
...彼の先へ先へとコロがって足許(あしもと)を塞(ふさ)いでしまう...
徳永直 「冬枯れ」
...その字を読んでごらん」子供は棒切れを取って竜之助の足許(あしもと)の地面へ大きく文字を書いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...足許から鳥が立った思いです...
中里介山 「大菩薩峠」
...惜しいことにこの幽霊は、足許は確かだが、眼が利(き)かないから、眼前に横たわる好下物(こうかぶつ)を、気取(けど)ったことは気取ったが、そのものの質を知ることはできないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...水(みづ)は彼(かれ)の足許(あしもと)から二三間(げん)先(さき)が見(み)えるのみであつた...
長塚節 「土」
...――と申しましても私は如何程酒精分を摂っても足許を掬(すく)われる程所謂泥酔の境地は嘗(かつ)て経験した事無く...
西尾正 「陳情書」
...素人衆は足許が定(き)まりませんから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足許(もと)の砂にも...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...それに足許(あしもと)は...
原民喜 「夏の花」
...それから彼の足許に屈んで...
原民喜 「雲雀病院」
...「この頓痴気野郎が」と云ひ様足許近くに置いてあつた痰壺を取上げて判官目がけて投げつけた...
平出修 「逆徒」
...私達の足許に深く食いこんでいる小さな沢のずっと底の...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...足許の戸棚のところに何か黒いものが見えたので...
宮本百合子 「からたち」
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