...彼は常に超脱した状態で仕事をする...
...スピリチュアルな体験により、自分自身が超脱することができた...
...彼女の作品には、現代社会からの超脱が感じられる...
...瞑想をすることで、自分自身を超脱することができる...
...あの芸術家の作品は、常に日常の世界から超脱している...
...片々(へんぺん)なる疑心暗鬼の煩(わずら)いから超脱する事は甚(はなは)だ尊い...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...道学的の意味を超脱した大なる「正しさ」の自覚――此等のものが彼等の芸術の根柢にあつたかどうかは極めて疑問である...
阿部次郎 「帰来」
...現實の包圍に脅迫せらるゝ抽象の悲哀は吾人を超脱の努力に驅るのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...固より藝術が現實超脱の努力に參加するには樣々の途がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...全く世事を超脱した高士の俤(おもかげ)...
石川啄木 「葬列」
...物素以上に超脱す...
高木敏雄 「比較神話学」
...やがてはその習字臭を超脱した自己の字にまで抜け出る事だろうと考えてみずから慰めるのが常である...
高村光太郎 「書について」
...□五十才にして五十年の非を知る!※食慾があつて食物がないのと、食物はあるのに食慾がないのと、さてどちらがよいか、いづれを択ぶか!□酒中酒尽――空の世界、有無超脱...
種田山頭火 「其中日記」
...無論善悪を超脱してゐる...
田山録弥 「スケツチ」
...個性を超脱した美に達することが稀(まれ)だからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...すでに生死の大事を超脱していながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...生死を超脱した者でもあらぬふるまいをしやすいものだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...気兼ね等から超脱する事一...
夢野久作 「鼻の表現」
...此処(ここ)にある両幀(てい)の内の「バツカスの興宴(きようえん)」の超脱して居るのを観て初めて此(この)大画家が好きに成つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...山岳には一種の深い靜けさと、同時に、この靜けさの中から起る不思議な音樂とまた平地では見られない、純な、澄み切つた色彩の變化と、それ等を綜合し、統一した全躰的な大觀的な、總てを包む氣分が、ことに、その頂上に於て抱かれるものである最早や仰いでも、紫の空より外には何物もないといふ感じの中から、一種永遠に對する不可思議な力を覺え、そして氣分は純化せられ、歸一せしめられ、超脱せしめられ、淨化した爽かさを味はしめられずにはゐられない...
吉江喬松 「山岳美觀」
...生死を超脱(ちょうだつ)した剣の道場だった...
吉川英治 「剣の四君子」
...もっと肉体の健康と楽天的な超脱(ちょうだつ)が性格にあったら...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここに先生自身の超脱への道があったように思う...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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