...今朝は起臥時に足がつった...
...病気中は、起臥がつらかった...
...健康のためには、正しい起臥姿勢が大切だ...
...今夜は早めに起臥して、明日の朝活に備えよう...
...高齢者の生活支援の一環として、起臥介助が必要な場合もある...
...殊に私の起臥(きが)していた書院造りの八畳は...
芥川龍之介 「疑惑」
...助手これだけが山野家に起臥(おきふし)していた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...故中村彝(つね)氏等いずれももとは中村屋の屋敷内に起臥し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...手曳きという役は手を曳くばかりが受け持ちではない飲食起臥(きが)入浴上厠(じょうし)等日常生活の些事(さじ)に亘(わた)って面倒を見なければならぬしこうして佐助は春琴の幼時よりこれらの任務を担当し性癖(せいへき)を呑(の)み込(こ)んでいたので彼でなければ到底気に入るようには行かなかった佐助はむしろこの意味において春琴に取り欠くべからざる存在であった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...この室には一月前まで露国の鉄道援護の士官が起臥(きが)していた...
田山花袋 「一兵卒」
...その中の一つを借りて起臥(きが)するかよりほかなかった...
徳田秋声 「足迹」
...一月近く起臥(おきふし)した室に...
豊島与志雄 「反抗」
...終日書斎に起臥して...
豊島与志雄 「人の国」
...起臥(きが)の二界を同瓶裏(どうへいり)に盛りて...
夏目漱石 「草枕」
...起臥(きが)飲食を共にして...
福田英子 「妾の半生涯」
...何より往昔の東京民族はほんの身近の起臥の中にもこのやうに普ねく生活を愉しむすべをよく弁へてはゐたのである...
正岡容 「山の手歳事記」
...忽使病夫起臥牀...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一週日(いっしゅうじつ)ほどの間柳島の帆足謙三(ほあしけんぞう)というものの家に起臥(きが)していた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...明け暮れ一室に起臥しつつ紡績と静養とを事とせられしが...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...老父母の起臥(きが)している二重(じゅう)桝(ます)の中みたいな暗い一室へ入った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...起臥(おきふし)にも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わずかふた月でも起臥(おきふし)をともにして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お杉ばばが半瓦(はんがわら)の家に起臥(おきふし)を始めてから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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