...蚕は二眠が起きる...
伊藤左千夫 「春の潮」
...酋長の方からはその代りに租税を要求するというような争いが起きる...
大杉栄 「奴隷根性論」
...翌朝寢坊をして起きると...
高濱虚子 「俳諧師」
...六時のサイレンで起きる...
種田山頭火 「其中日記」
...朝起きると貰ひ水...
種田山頭火 「其中日記」
...で、起きる早々、こんなに長くお湯につかっていていいのですか」「鐙小屋の神主様に、いろいろとお話を聞かせていただいておりましたから、時の経つのを忘れておりました」「身体に障(さわ)りさえしなければ、いくら長くいてもかまいませんがね」その時、三人が四角の湯槽の三方を占めて、おのおの割拠の形に離れて湯につかり、形だけはちょっと三すくみのようになって、暫く無言でしたが、余人はともあれ、このお喋(しゃべ)り坊主に長く沈黙が守っていられようはずがありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...我々が古代オリエント医学を構成するにあたって起きる隙間を満たすことができる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...飛び起きると、母屋から宗吉が驅けつけてくれました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...朝起きると窓を開けて...
林芙美子 「清修館挿話」
...二月十九日(水曜)七時半に起きると徳山の迎へで砧へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...八月六日(木曜)十時頃起きると又二階へ寝床しかせて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その使い方から起きる結果が現われていないんでね」と総監が答えた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...あの家で時々起きることはほぼ知っていたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...で私は、毎朝々々、頑固な目醒時計(ベビー・ベン)を鳥共と一処に鳴らして、飛び起きると、働け/\の「森の鍛冶屋」の歌を口吟みながら、馬に乗つて朝霧の深い谷間を飛んで、斧の音の丁々と打ち響く伐採場へ走ります...
牧野信一 「祝福された星の歌」
...併し兎角母君の方が先に起きる...
森鴎外 「半日」
...「さあ、起きるんだよ、おじさん、キツネのやつらを、ちょっとおどかしてやろうじゃないか!」と、ニールスはささやきました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...寝ていて少しく起きる必要のある人々にとっては...
柳田国男 「雪国の春」
...稲田大炊(おおい)も起きる...
吉川英治 「新書太閤記」
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