例文・使い方一覧でみる「亢」の意味


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...わたしは非常に奮して何と言っていいやら「あ...   わたしは非常に亢奮して何と言っていいやら「あの読み方
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」

...あの駅の前の気持は一時の露悪的な奮(こうふん)じゃないのか...   あの駅の前の気持は一時の露悪的な亢奮じゃないのかの読み方
梅崎春生 「蜆」

...妙に揚(こうよう)した息使いで各々足の先で湯の中を探って廻った...   妙に亢揚した息使いで各々足の先で湯の中を探って廻ったの読み方
海野十三 「電気風呂の怪死事件」

...「何だか貴方の奮して被仰(おつしや)る事は不自然で...   「何だか貴方の亢奮して被仰る事は不自然での読み方
長與善郎 「青銅の基督」

...殺すわけなんかあるものか」少し疳(かん)が(たか)ぶっている様子でキリキリと美しい眉を釣上げながら...   殺すわけなんかあるものか」少し疳が亢ぶっている様子でキリキリと美しい眉を釣上げながらの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...双方ともひどく奮しているようでした...   双方ともひどく亢奮しているようでしたの読み方
浜尾四郎 「死者の権利」

...さういふ音樂的なへんな奮をしきりに振り落さうとして...   さういふ音樂的なへんな亢奮をしきりに振り落さうとしての読み方
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」

...たたきつけてやら……」と妹も飯櫃を叩いて奮した...   たたきつけてやら……」と妹も飯櫃を叩いて亢奮したの読み方
牧野信一 「茜蜻蛉」

...雪子のは全くの抽象的神経から蔭で何うかするとそんな奮を洩すだけのことで...   雪子のは全くの抽象的神経から蔭で何うかするとそんな亢奮を洩すだけのことでの読み方
牧野信一 「熱い風」

...さういふ形で極度に奮したのを見ると彼の心は全く白々しくほぐれてゐた...   さういふ形で極度に亢奮したのを見ると彼の心は全く白々しくほぐれてゐたの読み方
牧野信一 「父の百ヶ日前後」

...それから魚見櫓に駆け戻って奮(こうふん)状態がやや収ってから...   それから魚見櫓に駆け戻って亢奮状態がやや収ってからの読み方
牧野信一 「吊籠と月光と」

...奮した滝本の眼から涙が滾れてゐるのを見て...   亢奮した滝本の眼から涙が滾れてゐるのを見ての読み方
牧野信一 「南風譜」

...何んなもんです!」と奮の金切声をあげて舅は卓子をドンと叩いた...   何んなもんです!」と亢奮の金切声をあげて舅は卓子をドンと叩いたの読み方
牧野信一 「円卓子での話」

...僕の奮と歓喜と戦慄の奥底を揺がせたものを一言にして言ひ換へるならば...   僕の亢奮と歓喜と戦慄の奥底を揺がせたものを一言にして言ひ換へるならばの読み方
牧野信一 「ユリイカ・独言」

...ふざけてゐるどころか滝尾の様子は息苦しさうにさへ見へる程奮の眼を輝やかせて...   ふざけてゐるどころか滝尾の様子は息苦しさうにさへ見へる程亢奮の眼を輝やかせての読み方
牧野信一 「夜の奇蹟」

...どこか奮した調子であった...   どこか亢奮した調子であったの読み方
宮本百合子 「明るい海浜」

...嬉しく素敵なことか!「ああ雨が降ってる!」と心に叫ぶ時のわくわくする奮を...   嬉しく素敵なことか!「ああ雨が降ってる!」と心に叫ぶ時のわくわくする亢奮をの読み方
宮本百合子 「雨と子供」

...長の奮につれて予の胸に湧上って来た...   長の亢奮につれて予の胸に湧上って来たの読み方
山本周五郎 「青べか日記」

「亢」の読みかた

「亢」の書き方・書き順

いろんなフォントで「亢」

「亢」の英語の意味


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