...赤茄子(あかなす)...
芥川龍之介 「不思議な島」
...例えば(かき)を見た事のない西洋人にを説明するよりも赤茄子(あかなす)のようだと話す方が早解りがするようなものであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...第二百二十五赤茄子(あかなす)お登和嬢「それからモー一つは今のようにブラウンソースばかりで和(あ)えた肉へ生玉子を入れて混ぜて塩胡椒で味をつけて長さ二寸親指の太さ位に丸(まる)めて中身にします...
村井弦斎 「食道楽」
...赤茄子の中をくり抜いて胡瓜(きゅうり)や茄子(なす)へ肉を詰めた通りに詰めてテンピで焼いても結構です...
村井弦斎 「食道楽」
...西洋料理に赤茄子を使うのはちょうど日本料理に鰹節(かつおぶし)や昆布(こんぶ)を使うようなもので大概なソースは赤茄子で味をつけます...
村井弦斎 「食道楽」
...日本の茄子は生で食べられませんが赤茄子は生で食べるのが一番美味(おいし)いので...
村井弦斎 「食道楽」
...暑い時分山へ登る時菓物(くだもの)の代りに赤茄子と塩を少し持って行って喉(のど)が渇いたら谷間の清水へ暫く漬けて冷たくして...
村井弦斎 「食道楽」
...トマトソースを取りますのは赤茄子を二つに割って水と種を絞って鍋へ入れて弱い火で四十分間煮てそれを裏漉(うらご)しにして徳利のような物へ入れて一時間ばかり湯煎(ゆせん)にしてそれから壜(びん)へ詰めて口の栓を確(しっか)りしておけば何時(いつ)までも持ちます...
村井弦斎 「食道楽」
...またそれより取りしシロップへゼラチンを一合に付き二枚の割合に入れ煮て型に入れて冷せば赤茄子の羊かんとなるなり...
村井弦斎 「食道楽」
...一つは赤茄子(あかなす)と西洋風に三色のサンドウィッチを出して手軽な西洋菓子を拵え暑い時分ですから冷した珈琲(こーひー)でも出しましょう」小山「オヤ...
村井弦斎 「食道楽」
...これが手軽な赤茄子スープで赤茄子が三斤十八銭と見れば外の物が十二銭位かかりますから三十銭位で出来ますね...
村井弦斎 「食道楽」
...三番目の赤茄子と鶏が五十五銭...
村井弦斎 「食道楽」
...第七 赤茄子飯と申すのはペラオ飯よりも一層美味(おい)しいもので交際社会の献立に多く用いられます...
村井弦斎 「食道楽」
...これも上等にすると赤茄子(あかなす)ソースかアンチョビソースを掛けて出します...
村井弦斎 「食道楽」
...第十九 パンと赤茄子(あかなす)のシチュー赤茄子の皮を剥(む)いて種を取って二つに切ったものを一斤ならば大匙一杯のバターと塩胡椒を加えて弱い火で三十分間煮た処へパンの中身ばかりを手で揉(も)み入れて出します...
村井弦斎 「食道楽」
...マカロニと赤茄子(あかなす)とを共に料理すれば味よし...
村井弦斎 「食道楽」
...○赤茄子スープは夏ならば生の物...
村井弦斎 「食道楽」
...○赤茄子は蛋白質八厘八毛...
村井弦斎 「食道楽」
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