...(明治四十年十一月十六日『東京朝日新聞』)三十九赤茄子(トマト)の伝来洋食に用いるトマトの来歴を調べた人の説によると...
寺田寅彦 「話の種」
...それは最初鍋で大匙一杯のバターを溶かしてコルンスタッチ即ち玉蜀黍(もろこし)の粉一杯をいためてその中へ壜詰(びんづめ)の赤茄子ソースと牛か鳥のスープを加えて塩と唐辛の粉を混ぜたものです...
村井弦斎 「食道楽」
...第二百二十五赤茄子(あかなす)お登和嬢「それからモー一つは今のようにブラウンソースばかりで和(あ)えた肉へ生玉子を入れて混ぜて塩胡椒で味をつけて長さ二寸親指の太さ位に丸(まる)めて中身にします...
村井弦斎 「食道楽」
...赤茄子は畠へ作ると沢山出来ますが食べ馴れない人は知らないで珍重しません...
村井弦斎 「食道楽」
...赤茄子の中をくり抜いて胡瓜(きゅうり)や茄子(なす)へ肉を詰めた通りに詰めてテンピで焼いても結構です...
村井弦斎 「食道楽」
...日本の茄子は生で食べられませんが赤茄子は生で食べるのが一番美味(おいし)いので...
村井弦斎 「食道楽」
...赤茄子の料理は随分色々伺いましたがまだ外(ほか)にございますか」お登和嬢「赤茄子のシチューと申すのは湯をかけて指で皮を剥(む)いて二つに切って種を絞り出して赤茄子が五つならばバター大匙一杯と塩胡椒とを混ぜて弱い火で二十分間煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...五日で食べ終るものはモット砂糖を少くしても構いません」玉江嬢「赤茄子のお料理なんぞは直段(ねだん)が廉(やす)くって何処(どこ)の家でも出来ますからどんなに調法致しましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...マイナイスソースで赤茄子(あかなす)とチサとを和(あ)えてその肉に添えてサラダにしてもよし...
村井弦斎 「食道楽」
...赤茄子のよく熟したのを三斤ばかり買ってそのまま皮も剥(む)かずに二つに切って種を絞り取って水を入れずに赤茄子ばかり鍋へ入れて弱い火で四十分間煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...御存知のマイナイスソースで和(あ)えて生の赤茄子へ詰めてそのまま出してもようございます...
村井弦斎 「食道楽」
...三番目の赤茄子と鶏が五十五銭...
村井弦斎 「食道楽」
...第七 赤茄子飯と申すのはペラオ飯よりも一層美味(おい)しいもので交際社会の献立に多く用いられます...
村井弦斎 「食道楽」
...第十九 パンと赤茄子(あかなす)のシチュー赤茄子の皮を剥(む)いて種を取って二つに切ったものを一斤ならば大匙一杯のバターと塩胡椒を加えて弱い火で三十分間煮た処へパンの中身ばかりを手で揉(も)み入れて出します...
村井弦斎 「食道楽」
...第二十七赤茄子(あかなす)サンドイッチは赤茄子へ熱湯をかけて皮を剥(む)いて薄く切ります...
村井弦斎 「食道楽」
...マカロニと赤茄子(あかなす)とを共に料理すれば味よし...
村井弦斎 「食道楽」
...○赤茄子スープは夏ならば生の物...
村井弦斎 「食道楽」
...さて食べる前にまた火へかけて葡萄酒(ぶどうしゅ)を少し加えて赤茄子(あかなす)のソースを交(ま)ぜて米利堅粉(めりけんこ)でその汁を濃くするのですが略式にすれば加える物を減(へら)しても構いません...
村井弦斎 「食道楽」
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