...ジョージ三世陛下の赤ら顔の肖像を看板にかかげた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...一人、骨組の厳丈(がっちり)した、赤ら顔で、疎髯(まだらひげ)のあるのは、張肱(はりひじ)に竹の如意(にょい)を提(ひっさ)げ、一人、目の窪んだ、鼻の低い頤(あご)の尖(とが)ったのが、紐に通して、牙彫(げぼり)の白髑髏(しゃれこうべ)を胸から斜(ななめ)に取って、腰に附けた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...赤ら顔で上機嫌のグランパス船長は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...赤ら顔の医者が薬籠を持つてあがつて来た...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...これもぶくぶくに肥って赤ら顔のパンテレイモンが肉ひだのついた頸(くび)根っこを見せて馭者台に坐り込み...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...鼻の端に雄の七面鳥のえらのような瘤をぶらぶら下げた赤ら顔の紳士が云った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...十中八九、犯人は赤ら顔、右手指の爪は極めて長い...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...みずみずしさのない赤ら顔になってしまうであろう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しっかりした大きな赤ら顔...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それが彼女のでつぷりした赤ら顔に一種独特のいかつさを添へて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...大きな赤ら顔が真っ青になり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...ずうずうしい赤ら顔や...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...赤ら顔が蒼白になり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ハラハラしながら帽子で赤ら顔を深く隠して...
正岡容 「寄席」
...赤ら顔に縮れっ毛(げ)...
村井弦斎 「食道楽」
...五十恰好の赤ら顔の男が...
森鴎外 「百物語」
...つるつる頭で赤ら顔の和尚(おしょう)然たる老人...
山本笑月 「明治世相百話」
...赤ら顔は酒のせいばかりではない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??