...賽の目を極めるものは自分以外にあろう筈(はず)はなかった...
夏目漱石 「それから」
...刀の大小を並べたり、賽の目や、太鼓や、田植ゑ笠や、塔や、いろ/\のものを畫いて、庚申(かうしん)は何月何日、社日(しやにち)は何時、彼岸は何日と判じて讀ませるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刀の大小を並べたり、賽の目や、太鼓や、田植え笠や、塔や、いろいろのものを画いて、庚申(こうしん)は何月何日、社日(しゃにち)は何時(いつ)、彼岸は何日と判じて読ませるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは賽(さい)の目の六だよ」「賽の目にしちゃ大き過ぎはしませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ところで、半兵衛の腕に彫ってあった、賽の目の六は、ありゃどういう入墨なんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賽の目の五」「大方そんな事だろうと思ったよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賽の目の五を彫った入墨をお里に見せました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賽の目は愚か、玉を伸べたようなお栄の腕には、蚤に刺された跡もなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ところでお栄の腕に賽の目の入墨がないとすると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賽の目」八五郎もあごを持って来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賽の目の一の彫り物のあるのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賽の目の入墨はありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たった一人の女――それも首領の賽の目の入墨は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賽の目のピンが、お前の身体の何処かに彫ってあるに違げえねえ」「まア、疑い深い八さん...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いちばん質(たち)の悪い首領――多分賽の目の一(ピン)を入墨している者だけが生き残ったが――その首領にまだ一万両の行方はわからないのだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死骸の左二の腕の賽の目は紛れもなく筆で描いたもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賭博場(ばくちば)の賽の目次第で転げ込んだ泡沫銭(あぶくぜに)だ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...賽の目が出たのだ...
横光利一 「欧洲紀行」
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