...賽の河原にくると周囲の山々が...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...賽の河原から高倉の裾を廻るころ...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...行手に高湯の賽の河原が見えるがまだよほどあるらしい...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...賽の河原にきたころ日はようやく暮れて行った...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...・朝戸あけるより親燕・こゝもそこもどくだみの花ざかり・水田たゝへようとするかきつばたのかげ・梅雨晴れの山がちゞまり青田がかさなり・つゝましくこゝにも咲いてげんのしようこ□・お寺まで一すぢのみち踏みしめた・うまい水の流れるところ花うつぎ・山薊いちりんの風がでた・水のほとり石をつみかさねては(賽の河原)霽れて暑い石仏ならんでおはす夏草おしわけてくるバスで昨日も今日もまたサケナシデー...
種田山頭火 「行乞記」
...此世は賽の河原である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...賽の河原は小石の山を鬼に崩されて泣いて居る子供ばかりだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...賽の河原は乱脈(らんみゃく)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...慈悲柔和(じひにゅうわ)にこ/\した地蔵様が出て来て慰めて下さらずば、賽の河原は、実に情無(なさけな)い住(す)み憂(う)い場所ではあるまいか...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...賽の河原は哀しいそうして真実な俚伝(りでん)である...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...賽の河原は小石の山を鬼に崩されて泣いて居る子供ばかりだ...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...賽の河原は乱脈である...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...慈悲柔和にこにこした地蔵様が出て来て慰めて下さらずば、賽の河原は、実に情(なさけ)無い住み憂い場所ではあるまいか...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...十八なかでもあはれなのは賽の河原に石をつむ子供の話と千本桜の初音の鼓の話であつた...
中勘助 「銀の匙」
...名所の『賽の河原』もある...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...蔵王山の賽の河原の石積みは...
別所梅之助 「石を積む」
...賽の河原といふ所は...
別所梅之助 「石を積む」
...私には賽の河原の歌となって...
横光利一 「欧洲紀行」
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