...作品を鑑賞する我我の心の中にあるものであります...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...それらの小説を鑑賞する時に...
芥川龍之介 「小説の読者」
...從つてその藝術品は客觀的にも(翫賞する者にも)亦藝術品としての意義を有する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...寒月の画を鑑賞するものは更に椿岳に遡(さかのぼ)るべきである...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...」「すると芸術を翫賞するのには...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...惜しいことには歩いて観賞することが出来なかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...人間を自然として鑑賞する境地に立つてうたはなければならない...
種田山頭火 「其中日記」
...托鉢はやめにして読書に倦けば雑草を観賞する...
種田山頭火 「鉄鉢と魚籃と」
...慾を云へば武藏野の秋を十二分に觀賞する爲には未だ少し時候が早過ぎて...
寺田寅彦 「伊香保」
...もしそうだとすれば日本人は彼の映画を鑑賞する際に...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...文学というものはどのように鑑賞するものなのでございましょう...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...冬の夕陽の反映を賞するのも十二月である...
永井荷風 「写況雑記」
...和漢をいわず酒を賞すること勝計すべからず...
中里介山 「大菩薩峠」
...手力(たぢから)の弱や十歩(とあし)に鐘やみて桜散るなり山の夜の寺山寺の夜桜を賞する女連れが試みに鐘をついた所...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...これを鑑賞するものは...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...両方とも実ザクラで元来が花を賞するのが目的の樹ではない...
牧野富太郎 「植物記」
...世人は理窟なるが故にこれを賞する者にして...
正岡子規 「俳句の初歩」
...「かいらぎ」など鑑賞するのはそのためである...
柳宗悦 「民藝四十年」
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