...またその手になった芸術を観賞することを好まれたのでした...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...寒月の画を鑑賞するものは更に椿岳に遡(さかのぼ)るべきである...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...じゅうぶん観賞するのを待って...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...この作品を鑑賞する際...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...慾を云へば武藏野の秋を十二分に觀賞する爲には未だ少し時候が早過ぎて...
寺田寅彦 「伊香保」
...もしそうだとすれば日本人は彼の映画を鑑賞する際に...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...夫が普遍的・全般的な体系の一環をなすとかいうことにばかりあるのではない(ヴェラはそう云ってヘーゲルを推賞する)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...制作する個人主体は又同時には批評鑑賞する個人主体でもあるわけだから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...肖像畫の現存せる遺物を鑑賞する上より言ふも...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...浮世絵は外人の賞するが如く啻(ただ)に美術としての価値のみに留(とど)まらず...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...それは山を鑑賞する資格を持たない者で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...これを賞するに足らず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...遊里を讚賞する詩をつくつたのを母に発見された時には...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...月見れば千々に物こそ悲しけれ我身一つの秋にはあらねどといふ歌は最も人の賞する歌なり...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...しかし菓物の香気として昔から特に賞するのは柑類である...
正岡子規 「くだもの」
...鑑賞する人たちの喜びとなるあの標識なのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...ある人はあの仁清(にんせい)の存在を日本の栄誉として激賞する...
柳宗悦 「工藝の道」
...月ばかりでなく、人を観、人を賞するにも、その見方があるらしい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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