...それらの小説を鑑賞する時に...
芥川龍之介 「小説の読者」
...大いに言語(げんぎょ)と文章の径庭(へだたり)を縮(ちゞ)めたるは余の尤も感賞する所なり...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...熱狂的に嘆賞するにもかかわらず...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...それを愛賞する余裕を見出さないのである...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...私の額(ひたえ)の触覚は丁度舌が微細な料理の味はひを翫賞するやうに...
谷崎潤一郎 「Dream Tales」
...満月のうつくしさを賞する余裕もなく...
種田山頭火 「其中日記」
...夜が朝となる景象を観賞する...
種田山頭火 「旅日記」
...音楽を作りかつ鑑賞する能力は...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...京都に遊んでよく山水殿堂の美を賞するものはおのづから脂粉の氣に親しまざるを得ないであらう...
永井荷風 「十年振」
...啻(ただ)に花を賞するがためばかりではない...
永井荷風 「十日の菊」
...和漢をいわず酒を賞すること勝計すべからず...
中里介山 「大菩薩峠」
...賞するというのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...この遠近(をちこち)を嘆賞するもないもんだなぞ...
中原中也 「その一週間」
...それは山を鑑賞する資格を持たない者で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...常に俳句を形態上のレトリックでのみ皮相な手法的技巧観で鑑賞するため...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...鑑賞することはできるが...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...吾々はたゞこれを気紛れに鑑賞することしかできないわけである...
平林初之輔 「文学方法論」
...清い渓流の岸で古いサイダーを賞することができるなら...
柳田国男 「雪国の春」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??