例文・使い方一覧でみる「貼」の意味

...紙風船の肛門を貼ってゆくのであった... 紙風船の肛門を貼ってゆくのであったの読み方
海野十三「柿色の紙風船」

...新しいのと貼りかえられます」「ははあ... 新しいのと貼りかえられます」「ははあの読み方
海野十三「千年後の世界」

...しかるに一番下の抽斗の貼り紙の下に何か見つかった――一通の手紙である...
小泉八雲　Lafcadio Hearn 戸川明三訳「葬られたる秘密」

...その着物を送れと書いた手紙に貼る三銭切手が買えないで... その着物を送れと書いた手紙に貼る三銭切手が買えないでの読み方
直木三十五「死までを語る」

...天誅組（てんちゅうぐみ）の貼紙をした立札を引っこぬいて... 天誅組の貼紙をした立札を引っこぬいての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...その天井は白いロイドで貼つてあり... その天井は白いロイドで貼つてありの読み方
中原中也「夜汽車の食堂」

...最後に全部を貼りつけてから調子を揃えようという計画なのである...
中谷宇吉郎「壁画摸写」

...或る窓の毀れた硝子のあとには新聞紙を貼つてあつたりした... 或る窓の毀れた硝子のあとには新聞紙を貼つてあつたりしたの読み方
南部修太郎「ハルピンの一夜」

...青い紙を貼った提灯が一つ落ちていたんだ」「ヘエ――... 青い紙を貼った提灯が一つ落ちていたんだ」「ヘエ――の読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...そういった布告がベタベタと貼ってあります... そういった布告がベタベタと貼ってありますの読み方
久生十蘭「フランス伯Ｎ・Ｂ」

...葉書大の紙片（かみきれ）が貼（は）ってあるのに目が止まった... 葉書大の紙片が貼ってあるのに目が止まったの読み方
平林初之輔「五階の窓」

...机にだつて赤い札が貼つてあるわよ... 机にだつて赤い札が貼つてあるわよの読み方
牧野信一「村のストア派」

...壁に貼ってあるいろんな落語家の名のびらを見て... 壁に貼ってあるいろんな落語家の名のびらを見ての読み方
正岡容「小説　圓朝」

...表紙には極彩色の牡丹の絵が貼ってあり... 表紙には極彩色の牡丹の絵が貼ってありの読み方
三浦環「お蝶夫人」

...こんな貼紙までしていくなんて... こんな貼紙までしていくなんての読み方
森下雨村「五階の窓」

...――生紙（きがみ）を六尺四方に貼りつないだらしい... ――生紙を六尺四方に貼りつないだらしいの読み方
山本周五郎「思い違い物語」

...妙薬の鮒（ふな）を潰して貼っておりますけに... 妙薬の鮒を潰して貼っておりますけにの読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...落首など貼りちらして... 落首など貼りちらしての読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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