...彼は貪慾な人間だ...
...貪慾に駆られて大金を失うこともある...
...貪慾心を抑えるのは難しい...
...彼女は貪慾な関心を持っている...
...貪慾に従って行動すると、後悔することが多い...
...なんというその身識らずの貪慾者(どんよくもの)であろう...
海野十三 「振動魔」
...私の母の地位を横取りした貪慾な雇婆(やといばばあ)と父親の関係が...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...いろいろ貪慾な眼を周囲に感じることもありましたので...
豊島与志雄 「画舫」
...貪慾そうな彼の口から出るばかにやさしい細い声が...
豊島与志雄 「死の前後」
...生餌(いきえ)を食うその貪慾さも...
豊島与志雄 「守宮」
...この愚劣と不正と貪慾(どんよく)とが日一日と烈しくなって行くのを見ながら...
中島敦 「光と風と夢」
...あの貪慾未練の逆妄の徒...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...科学は自我主義の貪慾な表現である...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...或る貪慾な山犬が一日山を驅けて居る時に...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...汲めどもつきぬもの、滾々(こんこん)と湧き出づるもの、私は貪慾だから、私たちの生活にあるそういうものを実に愛します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こういう落付かなさというか貪慾の状態というか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...浅はかな貪慾心から...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あまり貪慾(どんよく)だから一部分は遠慮することにした...
柳田国男 「海上の道」
...貪慾好色なあぶれ者は...
吉川英治 「江戸三国志」
...いわゆる飽くなき貪慾...
吉川英治 「三国志」
...かれの貪慾(どんよく)な相好(そうごう)がニヤニヤ笑(え)みくずれてきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...上野介の酷薄(こくはく)貪慾(どんよく)なことは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...私の十七日かゝつたのは例の貪慾癖(どんよくへき)と...
若山牧水 「樹木とその葉」
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