...彼は貪慾な人間だ...
...貪慾に駆られて大金を失うこともある...
...貪慾心を抑えるのは難しい...
...彼女は貪慾な関心を持っている...
...貪慾に従って行動すると、後悔することが多い...
...左様(さよう)に貪慾(どんよく)ではない...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...一、情熱犯罪(恋愛、嫉妬、憎悪、復讐)二、利慾犯罪(貪慾、野心、利己的安定)三、狂的犯罪(殺人狂、変態性慾者)ウェルズはこの第三の項目は重視しなかったけれども、案外多くの作家が使用しているので、ぬかすことはできないのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...店のおやじの傲慢(ごうまん)貪慾(どんよく)...
太宰治 「禁酒の心」
...私の母の地位を横取りした貪慾な雇婆(やといばばあ)と父親の関係が...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...貪慾に膨れあがり...
丹沢明 「工女の歌」
...その若者は人間らしく貪慾の炎を燃やすであろう...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...血液の多量は貪慾の証拠だ...
豊島与志雄 「慾」
...近頃お吉の貪慾(どんよく)な追求を持て余して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は更に飽くことない貪慾な眼を据ゑて悪だくみに耽つた...
牧野信一 「熱い風」
...何たる貪慾の勝つた浅ましい心だらう...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...浅はかな貪慾心から...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此銅物屋の親父夫婦貪慾(どんよく)強情にて...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...「貪慾なる人は身を以て財貨に從へ...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...だが近代での工藝の堕落が富者の貪慾(どんよく)に起因している事実を否定できるか...
柳宗悦 「工藝の道」
...いわゆる飽くなき貪慾...
吉川英治 「三国志」
...悪辣な貪慾家としては有名な者だったから...
吉川英治 「三国志」
...豊かなる「物」と貪慾(どんよく)な精神とが...
吉川英治 「新書太閤記」
...栄華三昧の貪慾(どんよく)なお方と思われているだろうに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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