...彼は貪慾な人間だ...
...貪慾に駆られて大金を失うこともある...
...貪慾心を抑えるのは難しい...
...彼女は貪慾な関心を持っている...
...貪慾に従って行動すると、後悔することが多い...
...同時に又是等の人々の中に、貪慾なる、奸譎(かんけつ)なる、野卑なる、愚昧なる、放漫なる、が、常に同情を感ずる人間全体を見出したのであらう...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...左様(さよう)に貪慾(どんよく)ではない...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...貪慾(どんよく)...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...貪慾(どんよく)のこころをうち破って...
高神覚昇 「般若心経講義」
...街じゅうが野卑な無学さや貪慾や叱責や不潔さや...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...ギイは貪慾のために寺院強奪の罪を犯しました...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...彼らは恐ろしく貪慾(どんよく)である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...貪慾邪慳(どんよくじやけん)かぎりもなくよからぬわざのみ働く故...
中里介山 「大菩薩峠」
...この愚劣と不正と貪慾(どんよく)とが日一日と烈しくなって行くのを見ながら...
中島敦 「光と風と夢」
...形而上的貪慾(どんよく)のために身を亡ぼす男もあろうではないか...
中島敦 「狼疾記」
...近頃お吉の貪慾(どんよく)な追求を持て余して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新しい話――つまり文学を聴くのに貪慾になって...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...あの貪慾未練の逆妄の徒...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...ゴドウィンの著『研究者』の中に収められた『貪慾と浪費』なる論文について...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...貪慾瞋恚愚痴大ならず...
南方熊楠 「十二支考」
...不幸にも貪慾な商業主義と深く結合したため...
柳宗悦 「民藝の性質」
...唇のまわりに貪慾(どんよく)そうな微笑をうかべた...
山本周五郎 「追いついた夢」
...栄華三昧の貪慾(どんよく)なお方と思われているだろうに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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