...神と争わんとして己の無力を悟りしヨブの悲歎は...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これがジュリアの覚悟(かくご)だったんです」そういって青竜王は...
海野十三 「恐怖の口笛」
...人々はやっとそれを悟って...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...そして悟性がそれ自身の形式として範疇を有つに対して...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...悟性概念たる範疇と直観形式たる時間空間は別である...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...六悟浄(ごじょう)の肉体はもはや疲れ切っていた...
中島敦 「悟浄出世」
...神明或は人に告げて、心霊忽ち悟らん...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...わが夫と悟れる時のギニヴィアの眼には...
夏目漱石 「薤露行」
...而して後、アリストートルの如き者ありて、先人が悟覚し、また感応するままに語りしものをば、形式法則に配列す...
新渡戸稲造 「我が教育の欠陥」
...その方自身の悟入の結果...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...われとわが心さへ變り易きをも悟り得たり...
森鴎外 「舞姫」
...我々の悟性の空虚な力弱い妄想に従わせようとする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...およそ我々の悟性くらい柔軟で移り気なものはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かれは必死の覚悟で抜き合せた...
山本周五郎 「新潮記」
...自分が場違いだと悟っているらしく...
山本周五郎 「ちゃん」
...あたかも風を呼んだ孫悟空が急な用達(ようたし)にでも出かける時のように...
吉川英治 「江戸三国志」
...「――いかにも」玄徳もすぐ悟った...
吉川英治 「三国志」
...求法(ぐほう)の迷悟と蝉脱(せんだつ)の悩みを話しあって別れたのは...
吉川英治 「親鸞」
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