...貧窶(ひんる)を恵むことを任にしたい」と勇ましい信念を披露(ひろう)してゐる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...貧窶(ひんる)の境(きやう)に沈淪(ちんりん)して何(ど)うにも彼(か)うにもならぬ者や...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...幸いにして貧窶(ひんる)の中(うち)に成長(ひととな)り...
福田英子 「妾の半生涯」
...素(もと)より貧窶(ひんる)に馴(な)れたる身なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...妾らここに見るあり曩日(さき)に女子工芸学校を創立して妙齢の女子を貧窶(ひんる)の中(うち)に救い...
福田英子 「妾の半生涯」
...「余今年四十五、貧窶尤甚、多年研究経籍、一旦沽却、以為養家之資、因賦一絶...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...渋江保さんは当時の貞白の貧窶(ひんる)を聞知してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...奚疑塾(けいぎじゆく)にあつた頃は貧窶(ひんる)甚しかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...貧窶(ひんる)の度に従って与えたこともある...
森鴎外 「渋江抽斎」
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