...これはとうから申上げたいと思つてゐましたが補助団の事なのです...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一六年一月号)」
...とうから心掛けていたが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...とうから革命党という話を聞き及んで...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...皇子(おうじ)はとうから評判にも聞いていた...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...とうから引っ越したいと思ってはいましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...君の婚礼はとうから定まっておったよ...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...私はとうからあなたの弱っていらっしゃるのを不思議に思ってました...
田中貢太郎 「蓮香」
...(木村はとうから私のことを「郁子さん」と呼んでいるのである)「いゝえ別に」と...
谷崎潤一郎 「鍵」
...自分がとうから女の借金を払って商売の足を洗わすつもりであったことを話して...
近松秋江 「霜凍る宵」
...わたしはもうとうから二年ばかりの間...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...わっしの方ではとうからお近づきなんで」「どこで会ったかな」「浜松で...
中里介山 「大菩薩峠」
...蠅はとうから人間様を征服している……と山の案内者が言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...腰だけはとうから宙に浮いている...
夏目漱石 「虞美人草」
...この事については僕も実はとうから考えていたんです……」「いや御前の考えなんか聞こうと思っていやしない...
夏目漱石 「行人」
...女に付きまとうから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...己はとうからこんな物が欲しかったのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...藤夜叉」「はい」「とうからお名は聞いていたような...
吉川英治 「私本太平記」
...………………彼の打明けた話によると、亀山六万石の城主松平龍山公はもう齢(よわい)七十に近い老体であって、とうから、京都の洛外(らくがい)、四明(しめい)ヶ岳(だけ)の山荘に風月を友として隠居しておられる...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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