...めずらしく負け色である...
海野十三 「火星兵団」
...いよいよ我が方(かた)が負け色と見えたらば...
樋口一葉 「たけくらべ」
...いよ/\我が方が負け色と見えたらば...
樋口一葉 「たけくらべ」
...追々負け色になって後部に追いつめられ...
久生十蘭 「海難記」
...武器がないので次第に負け色になり...
久生十蘭 「ノア」
...お手は?」少し負け色とみえて...
吉川英治 「江戸三国志」
...どんな形勢だ」「袁紹のほうが、やや負け色で、盤河からだいぶ退いたようですが、なお、両軍とも対陣のまま、一ヵ月の余も過しております」「やるがいい、両軍とも、わしに叛(そむ)いたやつだ」「いや、ここ久しく、朝廷におかれても、遷都後の内政にいそがしく、天下の事は抛擲(ほうてき)した形になっていますが、それでは、帝室のご威光を遍(あまね)からしめるわけにゆきません」「なにか、策があるのか」「相国から奏上して、天子の詔(みことのり)をうけ、勅使を盤河へつかわして、休戦をすすめ、両者を和睦(わぼく)させるべきかと存じます」「なるほど」「両方とも、おびただしい痛手をうけて、戦い疲れている折ですから、和睦の勅使を下せば、よろこんで承知するでしょう...
吉川英治 「三国志」
...軍は負け色立つと見るや鉄の針鼠を無数に繰り出して縦横に血の軌(わだち)をえがき...
吉川英治 「三国志」
...ついぞ負け色をみせず...
吉川英治 「私本太平記」
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