...どうせ暇つぶしにやる議論だから勝っても負けても...
芥川龍之介 「田端日記」
...そしてお負けとして蚯蚓(みみず)の声をしてみせるつもりで...
岩野泡鳴 「猫八」
...相ひ手が物が分らないので根氣負けをして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...大負けに負けてしまったその責任をとって...
海野十三 「火星兵団」
...孫行者(そんぎょうじゃ)の負ける心配がないからというのではなく...
中島敦 「悟浄歎異」
...自分も負けずに降りる...
夏目漱石 「坑夫」
...三度ともつづけて負けたら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...あなた方は負けて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...取らう負けるもんか...
牧野信一 「眠い一日」
...どうしても負けないぞといふ根性が深い...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...プルツス様に負けぬ積(つもり)だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...小玉銀五粒と二朱負けたというのだから...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...結局は他の一方が負けることに仕組まれてあった...
柳田国男 「雪国の春」
...さぶの熱心さに負けたのだろう...
山本周五郎 「さぶ」
...まだまだ若い者に負けるものかという気組み...
山本笑月 「明治世相百話」
...これはお負けですがね...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...これは決して負け惜しみでない...
夢野久作 「道成寺不見記」
...お負けに僕の足を踏みつけたからな...
横光利一 「旅愁」
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