...彼女(かのじょ)は或(あ)る一(ひと)つの動機(どうき)から霊視(れいし)の他(ほか)に更(さら)に霊言(れいげん)現象(げんしょう)を起(おこ)すことになり...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...歴史を概念化し抽象化することを以て史学の本色とするが如き傾向が...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...だから生命現象はその内部規定として...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...道徳の対象界に、この実験的な、即ち吾々に云わせればやがて技術的となるべき、「範疇」を適用しなかったことが、却って後のドイツ観念論の非技術的範疇体系に起源を与えたことになった(而も現代のエピゴーネン新カント派の人達は恰もここにカントの哲学的精神を見出しているのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...社会の歴史が現在に於て示している自己抽象――商品の抽出及びそれに続く一切のもの――に従うことによって初めて...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之に対立する自然的存在を対象とする...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...夢は偶然(ぐうぜん)なる現象にあらず...
新渡戸稲造 「自警録」
...天体現象に加えて...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...目下の印象との関連に(必ず)起因している...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...さうしてその時こそは彼の愛情の對象が消えるのみならず...
堀辰雄 「旅の繪」
...回想して特にあざやかな印象に残つてゐるものは...
牧野信一 「浪曼的時評」
...哲学は対象的認識でなくて場所的自覚である...
三木清 「哲学入門」
...それ自身は表象ならぬものに等しい故でなければならない...
三木清 「認識論」
...先ず法律的処罰の対象となり得るということに一驚したのは...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
...社会は不幸悲惨をもって盈(み)ちているかのごとく印象せられるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...プロ文化の末路しかしこうした江戸草創時代の元気横溢した平民の気象――逃げ水を追(おい)つつまきつつ家を建てた時代の芳烈な彼等の意気組は...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...そして彼は身を取り卷く不思議な物象に眼をやつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...彼女も良人の熱愛に負けない愛に燃やされるところから起る現象であった...
吉川英治 「日本名婦伝」
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