例文・使い方一覧でみる「豊満」の意味
スポンサーリンク...彼女の豊満な胸は目を引いた... 
...彼女は豊満な体型を気にしている...
...彼の奥さんは豊満な体型だが、とても美人だ...
...この果物は豊満な味わいがある...
...その地域は豊満な作物が育っている...
...豊満のさびしさというようなものが空気の中にしんみりと漂っていた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...うごめく豊満な肢体（したい）に接し...
江戸川乱歩 「影男」
...例えば豊満な裸女の肩先へ...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...日本美は今後ますます成長し、豊満し、進展するに違いない...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...そればかりか僕は更に若くして豊満なる肉体の所有者から愛せられている...
辻潤 「ふもれすく」
...その肢体はむしろ豊満であった...
外村繁 「澪標」
...私的熱情のない彼女の生の豊満のうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あくまでこの刃をその女の豊満した肉に突き立てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「来いッ」その豊満な腕を取って平次はグイと引くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...春信（はるのぶ）、春章（しゅんしょう）、歌麿（うたまろ）、国貞（くにさだ）と、豊満な肉体、丸顔から、すらりとした姿、脚と腕の肉附きから腰の丸味――富士額（ふじびたい）――触覚からいえば柔らかい慈味（じみ）のしたたる味から、幕末へ来ては歯あたりのある苦みを含んだものになっている...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...彼女は豊満で丸みを帯びていて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...肥（ふと）り肉（じし）の豊満な肉体で...
久生十蘭 「無月物語」
...とても豊満な大皿を日毎諸君にすゝめて...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...豊満な肉体の持ち主ではあり...
吉川英治 「平の将門」
...豊満な光線がサンサンと降るような音が聴えるだけだ...
蘭郁二郎 「※［＃「氓のへん／（虫＋虫）」、第3水準1-91-58］の囁き」
...また生命の発育を健やかな豊満と美とに導くべく...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
...この像の豊満味が密教芸術のそれよりも朗らかであるということは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...豊満な落ちつきと欠くるところのない調和とが見られる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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