...菊池氏が島を豊沃(ほうよく)の地にしたり...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...日光が豊沃な川の泥を温めたときに自然に発生した...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...今のこの私の豊沃(ほうよく)を...
太宰治 「狂言の神」
...可憐なる良民を惑乱して明年の食料たるべき麦の蒔付を為さゞらしめ為めに豊沃の畑地ニ多くの空地を生ぜり...
田中正造 「非常歎願書」
...伊太利で最も豊沃(ほうよく)な農園地の一つとして...
谷譲次 「踊る地平線」
...豊沃で物資の多いヨドガワ(淀河)の平野と...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...経済学にとりすこぶる豊沃な方途に向わしめたのである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...これもその土の性質が豊沃であって...
柳田國男 「地名の研究」
...美しい緑の地帯が土地の豊沃を示している...
和辻哲郎 「鎖国」
...そこには水道や運河で巧みに灌漑された豊沃な耕地があった...
和辻哲郎 「鎖国」
...灌漑さえすれば豊沃の地となるところも多い...
和辻哲郎 「鎖国」
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