...第三の龕の前へ案内しました...
芥川龍之介 「河童」
...龕(がん)の中の半身像...
芥川龍之介 「山鴫」
...壁はその並びざまにて許多(あまた)の小龕(せうがん)に分れたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...かの穉兒をおのが龕のかたへ遷(うつ)しつ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...龕燈(がんどう)の光をぱつとさしつけられてゐました...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...龕灯(がんどう)をつけて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...向こうに龕灯(がんどう)がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...覆面をして両刀を差して一人は手に龕燈(がんどう)を携えていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...低い方の武士は下に伏せてあった龕燈(がんどう)を手早く持ち直してその方角に突きつけると...
中里介山 「大菩薩峠」
...話してみろ」伏せていた龕灯(がんどう)を起すと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左の手に龕灯を提げ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あッ」龕灯を取り落すと同時に飛込んだ平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...床下から龕燈返しを塞(ふさ)がれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その前に龕燈返(がんどうがへ)しの仕掛けを塞(ふさ)ぎやしませんか」ガラツ八はそつと袖を引きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その小卓の上には丸い笠で蔽われた青銅製の聖龕(ジャーツス)が置いてありますが...
久生十蘭 「ハムレット」
...合掌龕前一縷香...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...今井 (フーフー言いながら龕灯を提げて出て来る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...粟田(あわた)山の春は、その部屋いっぱいに香(にお)って、微風が、龕(がん)か、瓔珞(ようらく)か、どこかの鈴(れい)をかすかに鳴らした...
吉川英治 「親鸞」
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