...また壁龕が彫りこんであったりして...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...その龕の中の半身像にかう云ふ説明を加へ出しました...
芥川龍之介 「河童」
...第三の龕(がん)の前へ案内しました...
芥川龍之介 「河童」
...小龕(せうがん)に聖母を崇(いつ)きまつり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...神龕の両側に厚重な鉢があり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...高い床下に特別な小龕(せうがん)が造られてある...
石川啄木 「葬列」
...某氏が龕(づし)を開(あ)けにかゝつたのは...
薄田泣菫 「茶話」
...壁龕(へきがん)というのが当っているであろう...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...龕灯の光を受けてぴちぴちはねた...
豊島与志雄 「故郷」
...宗太郎が龕燈をさげている...
豊島与志雄 「田園の幻」
...のけぞる拍子に其龕燈をズーツと後へ引きました...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...大立廻りの時龕灯は消えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...床下から龕燈返しを塞(ふさ)がれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...龕灯返(がんどうがえ)しの仕掛けを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あるいは壁龕(へきがん)にすぎなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...(峠の方から登って来る人の手に持たれた龕燈(がんどう)の光)ガサガサと人の足音...
三好十郎 「斬られの仙太」
...今井 (フーフーいいながら龕燈を提げて出て来る...
三好十郎 「斬られの仙太」
...諷経(ふうきん)、散華(さんげ)などの式のあと、さらに禅門各大和尚たちの、起龕(きがん)、念誦(ねんじゅ)、奠湯(てんとう)、奠茶(てんちゃ)、拾骨(しゅうこつ)、――などこもごもな礼拝が行われ、さいごに宗(そうきん)笑嶺和尚の、偈辞(げじ)が読まれ、笑嶺が満身から、発した――喝(か)つ――の大声に一瞬、寂(せき)とし――また仏音楽の奏せられるあいだに、蓮華降り、香木薫(くん)じ、会者は還(めぐ)り巡りつつ、順次、焼香をささげていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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