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饗庭篁村 「木曾道中記」
...次の龕へ目をやりました...
芥川龍之介 「河童」
...わが龕は戸口の向ひにて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...小なる石龕あり...
大町桂月 「狹山紀行」
...巖の中より滴るしづく、滴り/\て、凍りて大氷柱をなし、小龕をかこみて、白玲瓏たり...
大町桂月 「冬の榛名山」
...妙な手つきをして龕のなかに納まつてゐた...
薄田泣菫 「久米の仙人」
...教授は怖(おそ)る/\龕(づし)の扉(と)を開けにかゝつた...
薄田泣菫 「茶話」
...過去と云う怪(あや)しき物を蔽(おお)える戸帳(とばり)が自(おの)ずと裂けて龕(がん)中の幽光(ゆうこう)を二十世紀の上に反射するものは倫敦塔である...
夏目漱石 「倫敦塔」
...古い偶像でいっぱいになっている神龕(ずし)には...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...そしてその上に壁に切り込んだ龕(がん)のやうな所から大きな鍋が吊り下げてあつて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...(峠の方から登って来る人の手に持たれた龕燈(がんどう)の光)ガサガサと人の足音...
三好十郎 「斬られの仙太」
...龕燈を投げるように下に置いて...
三好十郎 「斬られの仙太」
...頭の上からパッとさしてきた龕燈(がんどう)のひかり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...龕燈(がんどう)のあかりのなかに浮(う)きたった少女のすがたをみると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...欄間(らんま)に足をかけて釣龕燈(つりがんどう)の鎖(くさり)をつかみ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...手下の向けた提(さ)げ龕燈(がんどう)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...いぶかりつつ眸をこらして正面の仏龕(ぶつがん)ほのかな辺りを見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...龕(がん)もない...
吉川英治 「親鸞」
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