...彼女は本当に鑑賞眼がある...
...鑑賞眼を磨くために美術館に行く...
...鑑賞眼がない人には、美しいものがわからない...
...鑑賞眼に優れた人は、芸術に触れて感動することができる...
...鑑賞眼があると、日常生活がより美しく見える...
...寧(むし)ろ憐むべき鑑賞眼の所有者たりし事は疑ひなし...
芥川龍之介 「雑筆」
...尤も僕の鑑賞眼は頗る滝田君には不評判だった...
芥川龍之介 「滝田哲太郎氏」
...その理由の一半は現世の人々の鑑賞眼が詩歌に及ばないことも数へられるであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...且つ鑑賞眼を以て書いた最初の人たるジャーヴェスは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...今から考えると幼稚な鑑賞眼が楽隊入りの異形な文章に眩(くら)まされたのだろうが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...その実質は生残りの戯作者流に比べて多少の新味はあっても決して余り多く価値するに足らなかったのは少しく鑑賞眼あるものは皆認めた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...なかなか鑑賞眼というか鑑定眼を持っていて...
海野十三 「すり替え怪画」
...私たちの鑑賞眼からすれば何の美的価値もない仏像に対して敬虔な信仰を捧げている厳粛な事実は...
高見順 「仏像とパゴダ」
...ただ父の鑑賞眼は専らその彫り方に向けられている...
高村光太郎 「回想録」
...美人に対しても鑑賞眼がきびしいのである...
太宰治 「佳日」
...私は主人の美術鑑賞眼をとても尊敬していましたので...
太宰治 「水仙」
...おもちゃの好きなものは当然おもちゃに対する鑑賞眼が肥えて来る...
辻潤 「惰眠洞妄語」
...毎年の文展や院展を見に行ってもこういう自分のいわゆる外道的鑑賞眼を喜ばすものは極めて稀(まれ)であった...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...骨董品――ことに古陶器などには優(すぐ)れた鑑賞眼もあって...
徳田秋声 「挿話」
...比較的に自由な新しい鑑賞眼を所有している...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...脂粉に彩(いろ)どられた傾国(けいこく)の美こそなかったかも知れないが、美の価値を、自分の目の好悪(こうお)によって定める、男の鑑賞眼は、時によって狂いがないとはいえない...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...恐らく最も発達した鑑賞眼に満足を与えるものは「下手物」であろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...一望に美的鑑賞眼にはいつた最初の表現であらうと思はるゝ...
吉江喬松 「山岳美觀」
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