...かなり豊富な畳建具の代用材料が集まった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...ここで1832年以来の他の衛生対策とともに新しく豊富な水の供給はあったが...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...この大自然と共に豊富な生活をしてゆくことは天恵といわねばならないのであります...
高浜虚子 「俳句への道」
...天候気流その他に関して絶えず豊富な報道を供給され...
谷譲次 「踊る地平線」
...食物に譬(たと)えれば栄養価は乏しくても豊富なるビタミンを含有していた...
寺田寅彦 「明治三十二年頃」
...こうした文学に豊富なものはサイコロジーであるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一般にそういう文献学的な(スコラ的・学校的)知識において甚だ豊富な学者であったと推定される...
戸坂潤 「読書法」
...そういう嫌疑(けんぎ)に豊富な材料を与えるものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...豊富な気やすい田舎生活(いなかせいかつ)を安価で送ることができていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日本内地にその豊富なる鉱山を見出さねばならないことを痛感している...
中里介山 「大菩薩峠」
...豊富な才気を働かして...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...銃を借りて半日山野を駆け回れば豊富な山の産物を捕獲して...
牧野信一 「三田に来て」
...他国にどれほど豊富な穀物があろうとも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...よし又詩的に小説的に理想化せられ得るとしても――多くの人々が立派なものと思って居る豊富な美食を求めようとする目的と同じく価値のない目的である...
宮本百合子 「結婚に関し、レークジョージ、雑」
...いかに豊富な材料を茶器として取り入れたでしょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...豊富な牛糞を踏みつけるからであった...
吉川英治 「親鸞」
...もちろん同一の諸々の土地からかくも豊富な食物が生産され得る時には...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...豊富な宝物を予想しながら蓋(ふた)をあけると...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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