...支那は石が豊富なのであろうか...
上村松園 「余齢初旅」
...御花畑の豊富なることも判らざる也...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...避難者の荷物が豊富な焚付(たきつ)けを供給したためである...
寺田寅彦 「鑢屑」
...その知識の豊富な蓄積が自由自在な学的技術にまで高められている処の...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...豊富な知識をもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ジュリエットやイゾルデの恋と同じほど豊富なものである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...加うるに豊富なる空想力とに依って描出したものを含むのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...非常に豊富な内容をもつ複雑な言語であつて...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...豊富な次々に起こる事件で読者を送迎に遑(いとま)なからしめるようにせねばならぬ...
平林初之輔 「現下文壇と探偵小説」
...他国にどれほど豊富な穀物があろうとも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...(我国の人口が従来よりも遥かに大きな比率で増加するとしても)この増加人口を維持すべき豊富な食物を我国が生産する可能性を疑うものの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その娘さんは自分を不快におとしいれた一波瀾から心持の上で何か豊富なものをえてもこられるのではなかったろうか...
宮本百合子 「女の自分」
...近代社会にとって豊富なテーマを含蓄している...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...尤も深い豊富な内容での...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...降水量の最も豊富なる島国でないと...
柳田國男 「地名の研究」
...型とはいいながらもきわめて豊富なる内容がついてまわることになり...
柳田国男 「雪国の春」
...豊富な沃土がなく...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...かくも豊富な純生産物が与える所の...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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