例文・使い方一覧でみる「變」の意味

...かゝなべて、日には三十日（みそか）、夜（よ）は、三十夜（みそよ）、色變へて、風の音にもをのゝきぬ... かゝなべて、日には三十日、夜は、三十夜、色變へて、風の音にもをのゝきぬの読み方
上田敏上田敏訳「海潮音」

...忽に變遷する事ありて... 忽に變遷する事ありての読み方
大槻文彦「ことばのうみのおくがき」

...一變して峭乎たり... 一變して峭乎たりの読み方
大町桂月「冬の榛名山」

...世界の形勢が變れば... 世界の形勢が變ればの読み方
竹越與三郎「日本の眞の姿」

...どう云（い）ふ譯（わけ）か此（この）二句（く）を讀（よ）んだ時（とき）に大變（たいへん）感心（かんしん）した... どう云ふ譯か此二句を讀んだ時に大變感心したの読み方
夏目漱石「門」

...何うも不思議だ」「何が不思議なものか、それが下手人だつたのよ」「えツ」「馬鹿だな、相變らず、――お前は先刻（さつき）、二三十間駈け付けるまで此處から逃げ出した者はないと言つたらう」「へエ――」「外に隱れる場所はねえ... 何うも不思議だ」「何が不思議なものか、それが下手人だつたのよ」「えツ」「馬鹿だな、相變らず、――お前は先刻、二三十間駈け付けるまで此處から逃げ出した者はないと言つたらう」「へエ――」「外に隱れる場所はねえの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...もう一人浪人者が殺されてゐますよ」「そいつは大變だ」平次は手早く用意をして...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...大變」「たうとう來やがつた... 大變」「たうとう來やがつたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...嗅（か）いで見なきや解らない」「贅澤を言ふな」「相變らずですね... 嗅いで見なきや解らない」「贅澤を言ふな」「相變らずですねの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「夜中に床の上にキチンと坐つて殺されるのは變ですね」八五郎にもそれくらゐのことは氣が付きます...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...相變らず言葉少なに... 相變らず言葉少なにの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...加納屋の前を通ると又氣が變つたものか... 加納屋の前を通ると又氣が變つたものかの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...少し氣も變になつて居りましたから」「ところで... 少し氣も變になつて居りましたから」「ところでの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...俯向と急に顏色を變へた... 俯向と急に顏色を變へたの読み方
萩原朔太郎「二十三夜」

...四五分間經（た）つて彼は寧ろ變てこな調子で訊（き）いた――「實は忘れてしまつたんだが... 四五分間經つて彼は寧ろ變てこな調子で訊いた――「實は忘れてしまつたんだがの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...そして彼の心を刺戟してゐた生々した外界が枯れた森や土の多い菜園や地平線の上の衰へた山波に變つて來ると...
横光利一「悲しみの代價」

...南京上海間などの車中風景はどう變つたらうか... 南京上海間などの車中風景はどう變つたらうかの読み方
吉川英治「折々の記」

...――さつきから何となく變に見えたのは... ――さつきから何となく變に見えたのはの読み方
吉川英治「折々の記」