...彼の作品には讃嘆の声が上がった...
...その歌手の歌唱力には讃嘆するしかない...
...大統領の熱意あふれる演説には讃嘆の嵐が起こった...
...彼女の才能には讃嘆の言葉を送りたい...
...友人の努力に讃嘆のまなざしを向けた...
...犯罪にかけては天才のように正確無比な奴です」博士は殺人鬼を讃嘆するように溜息をついた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...寸分も抜け目のない女賊の用心を讃嘆しないではいられなかった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...われわれの眼は讃嘆をもってこの宇宙のおどろくべくそして多様なる諸相を観じ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...と讃嘆の声を放つのである...
太宰治 「富士に就いて」
...一面はその神秘を讃嘆するように書いてあったが...
田山花袋 「日本橋附近」
...讃嘆しようとして出て来たものが失笑する...
中里介山 「大菩薩峠」
...私も亦(また)畏敬と讃嘆の念を以て此(こ)の挨拶に聞入った...
中島敦 「南島譚」
...案内者まで讃嘆の声を強いられる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...Kが讃嘆(さんたん)しながら自分の二本の指を何度も何度もあけたりすぼめたりする様子をながめていたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...歓喜と讃嘆の念が起り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼の偉大な食慾を讃嘆しつつ眺めていた...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...私は又しても心の中(うち)で讃嘆せずにはいられなかった...
夢野久作 「暗黒公使」
...戦慄の美を心の底から讃嘆したい...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
...」と久慈は讃嘆しつつ倦かず周囲の壮麗さを眺めていた...
横光利一 「旅愁」
...われがちに礼拝讃嘆してやまなかった...
吉川英治 「三国志」
...彼らに何の理解があるわけでもないが、朝夕に金剛山の空を見ては、楠木一族の孤塁を思い、この大軍の包囲によくもと、心で讃嘆したり、寄り寄り小声で声援もしていたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...京子の美を讃嘆する...
蘭郁二郎 「鉄路」
...讃嘆の語が私の口からほとばしり出た...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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