...彼の作品には讃嘆の声が上がった...
...その歌手の歌唱力には讃嘆するしかない...
...大統領の熱意あふれる演説には讃嘆の嵐が起こった...
...彼女の才能には讃嘆の言葉を送りたい...
...友人の努力に讃嘆のまなざしを向けた...
...上は村田清風から下は山県有朋(やまがたありとも)に至る長州の人材を讃嘆(さんたん)した...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...何というすばらしい手際だ」彼は讃嘆(さんたん)する様に云った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...善財の求道の旅を讃嘆(さんたん)しておりますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...いよいよ御高徳を讃嘆せられ...
太宰治 「右大臣実朝」
...まるで宮殿のよう――と彼女が讃嘆したとおりに...
谷譲次 「踊る地平線」
...讃嘆しようとして出て来たものが失笑する...
中里介山 「大菩薩峠」
...讃嘆(さんたん)するのである...
中島敦 「悟浄歎異」
...」と云うような讃嘆の色で光っていた...
松永延造 「職工と微笑」
...歓喜と讃嘆の念が起り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...唯(たゞ)多くの珍らしい機械の前に立つて子供心に讃嘆するばかりであつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...中年男と若い女にも此の場の様子がわかって来る)百姓 へえ! なんたらチャッケエ鋏だあ!(讃嘆の叫び声)青年 ハハ...
三好十郎 「おりき」
...若い女はきまじめな顔をして立っている)青年 ……(たかが裁縫道具に百姓の讃嘆があまり子供らしく度はずれに激しいので...
三好十郎 「おりき」
...」と久慈は讃嘆しつつ倦かず周囲の壮麗さを眺めていた...
横光利一 「旅愁」
...先日も、さる会で、小林秀雄氏とそんな話題になったところ、小林氏はある年、尾崎氏にさそわれて、小田原在の曾我村へ、梅見に行ったことがあるよしで、『それは君、あそこの梅というものは、花を見るだけでも、すばらしいよ』と言い、また、『何しろ、梅の実を採るためだろうが、梅の木の根へ、ふんだんに、鰯の肥料を、埋けてやるというんだからね、ぜいたくだよ』と、讃嘆していた...
吉川英治 「押入れ随筆」
...頼もしげにみな讃嘆をもらしあった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...京子の美を讃嘆する...
蘭郁二郎 「鉄路」
...讃嘆の語が私の口からほとばしり出た...
和辻哲郎 「創作の心理について」
...讃嘆したものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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