...熟練した議論家による論戦が繰り広げられた...
...彼女は議論の高い能力を持つ議論家だ...
...議論家たちはその問題に対して様々な意見を持っている...
...彼は議論家として知られ、政治的な論争によく参加している...
...議論家たちは、事実に基づく正確な情報を提供することが重要だと考えている...
...かれは議論家にてはなかりしかど...
石川啄木 「詩」
...かれは議論家にてはなかりしかど...
石川啄木 「呼子と口笛」
...いずれも皆外国または内国の有名、無名の学者、詩人、議論家、創作家などである...
岩野泡鳴 「耽溺」
...非常に強硬な議論家で学校では皆に随分煙たがられていた...
高村光太郎 「回想録」
...「平田篤胤(ひらたあつたね)の俗神道大意に、真如(しんによ)ノ無明(むみやう)ハ生ズルトイフモイトイト心得ズ、真如ナラムニハ無明ハ生ズマジキコトナルニ、何ニシテ生ズルカ、其理コソ聞カマホシケレ……とあったのを覚えていますが、そこですね、弁信さんのおっしゃるように、三千世界が仏菩薩のお慈悲ということならば、罪悪の出所が無く、神主様は物みなは天照大神のお光とおっしゃるけれども、夜は闇になり、罪もけがれも、病気もあって、人が現に悩んでいます、やっぱり平田大人(うし)と同様に、拙者にも、真如から無明の出所がわからない、生き通しのお光から闇とけがれが出るという理がわかりません」神主様がまたこれに答えました、「池田先生、あなたは平田篤胤大人なんぞを引合いにお出しなさる心持がもういけません、あの人を学者とお思いなさるか知れないが、あの人は本当の学者ではありません、議論家のようで、理窟屋の部類を出ない人なんですからね、まして本当の神道家でありようはずはありませんよ、日の神の恵みを本当に身に受けた行者でもなんでもありません、日本の古神道の道を唱えた功はありましょうが、神徳を実際に身に体験した人ではないのですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたが神の道を学びたいとのお心なら、それはどうしても黒住宗忠公から出立なさらなくてはいけません、平田大人(うし)ではお話になりませんよ」そこへ弁信が口を出して、「わたくしは、平田篤胤大人というお方はお名前は承っておりますが、まだその御著書を拝承したことはございませんから、果して神主様のおっしゃる通り、学者であって本当の学者ではなく、議論家であって、理窟屋の範囲を出でないお方で、また果して真に神道を体得したお方であるかないか、そのことは存じませんが、もし真如と無明との御解釈を御了解になりたいならば、それは馬鳴菩薩(めみょうぼさつ)の大乗起信論をお聴きなさるに越したことはなかろうと存じますのでございます……」五十一「大乗起信論と申しますのは……」ここまで来ると、弁信法師の広長舌が無制限、無頓着に繰出されることを覚悟しなければなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうしたらこの議論家を裸にする事ができるだろうと思案した...
夏目漱石 「明暗」
...シカシ少年の議論家は称讃(しょうさん)されたのかと思ッたと見えて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...少年の議論家は素肌(すはだ)の上に上衣(うわぎ)を羽織ッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その話は田舎の議論家らしくついに議会のことの上に行き...
水野葉舟 「帰途」
...早晩(いつか)一の大議論家が出て...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...ほとんど無数の大議論家を出して止(や)む時がない...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
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