...譬えようもない楽しいものだった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...譬えば游魚の水上に浮べるが如しと...
高木敏雄 「比較神話学」
...荘太玄の高い学徳を山に譬えれば...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...巧妙な譬えには巧妙な譬えでございますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...海の紺碧との調和が譬えようもなく美しい...
野上豊一郎 「エトナ」
...その状況はシュネシオス(新プラトン学派のキリスト教徒)によって五体を焼かれる殉教者に譬えられている...
野上豊一郎 「パルテノン」
...成瀬九十郎の娘お加奈――ガラッ八が夕顔の花に譬えた淋しい娘です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...年番御役一統の恐悚(きょうしょう)ぶりときたらなんと譬えようもない...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...じぶんの一番愛するものにわたくしを譬えようとなさったのでしょう...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...これを譬えば力士がわれに腕の力ありとて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その快きこと譬えん方なし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...聖人も野に飢えるという譬えはあるが...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...カントが良心を、主体の主体に対する関係として、法廷に譬え、自己のうちに訴えられたものとその裁判官であるものとを考えたのも、かような関係を示すものにほかならない...
三木清 「哲学入門」
...貧しさの譬えに引いたものである...
柳田国男 「故郷七十年」
...「それは岡野がおまえを薊に譬え...
山本周五郎 「薊」
...まるで槍の穂尖(ほさき)とも譬えたいようなお眼だった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...譬えば出演中の主演者とか...
夢野久作 「能とは何か」
...言葉は事実を喚び起すという譬えを矢代は思った...
横光利一 「旅愁」
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