...當に死を畏るゝの中より死を畏れざるの理を揀出(けんしゆつ)すべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...人は須(すべか)らく死を畏れざるの理を死を畏るゝの中に自得(じとく)すべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...唯(たゞ)畏る可き者は東湖一人のみと...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...五雑組(ござつそ)に(天部)百草雪を畏(おそれ)ずして霜を畏る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...或は畏る可しとし...
高木敏雄 「比較神話学」
...我輩は伊藤侯を認めて眇たる一の星亨を畏るものなりとも信ずるものに非ずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...わたしは畏るべき敬意を抱かずには居られなかつた...
牧野信一 「浪曼的月評」
...名人は畏るべきである」と記されてあるをもって知れよう...
正岡容 「我が圓朝研究」
...戀に骨折る程度ともいふべき事を「こひぢから」といふ一語につゞめたる作者のはたらき畏るべき者あり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...百鬼これを畏る〉と『荊楚歳時記』に載せ...
南方熊楠 「十二支考」
...畏るべきものであるかと云うことは分るまい...
宮本百合子 「黄銅時代の為」
...畏(おそ)る畏る...
吉川英治 「江戸三国志」
...畏(おそ)る畏るすべり込む...
吉川英治 「江戸三国志」
...畏(おそ)る畏る藪八の前へ...
吉川英治 「大岡越前」
...彼は畏るる孟獲の手をとって...
吉川英治 「三国志」
...畏るるものを知らぬ折から...
吉川英治 「新書太閤記」
...畏(おそ)る畏る...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...畏(おそ)る畏るのぞき上げて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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