...米国では最も小心翼々としている鴉でさえも...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...吾は小心翼々としてぬき足さし足一分刻みに歩みつゝ...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...如何に小心翼々として或る點に謹愼なるかを見よ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...如何に小心翼々として或る点に謹慎なるかを見よ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...しかし老人は小心翼々としていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小心翼々として自分を監視することにつとめ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さまで小心翼々としてないかあるいはいっそう好奇心に富んでるかしていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小心翼々と疑問を存したのもあったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかもなお常に小心翼々として防備の不完全を惧(おそ)れていなければならない...
中島敦 「狼疾記」
...初め学者が或る問題を論究せんとするや、非常に卑屈な態度でそれを取りあげ、小心翼々として、『これは一体どういうところからこうなったのだろう? 斯く斯くの国名はこの一角の名前から由来したのではなかろうか?』とか、また、『この文献はもっと別の、遥か後代に属するものではなかろうか?』また、『この人民というのは、これこれの人民の意味に解すべきではなかろうか?』などといった、極めて謙虚な質疑を以ってはじめる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...俳句を練る上においては小心翼々として一字いやしくもせざりしがごとし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...俳句を練る上においては小心翼々として一字苟もせざりしが如し...
正岡子規 「俳人蕪村」
...小心翼々として鳴っているのに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...彼女は気違いじみるほど小心翼々として...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...わたしは小心翼々として失礼をおそれていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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