...則チ曰ヘリレ有リトレ謬リ矣...
秋月種樹 「南洲手抄言志録」
...釋尊が道を求めて山に入つたのは誤謬であるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...而も彼はこの明白なる誤謬を一寸かう思つただけで無視して了ふことが出來なかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そしてかやうにして私は確かに、誤謬は、それが誤謬である限りにおいては、神に依存するところの或る實在的なものではなく、ただ單に缺陷であるといふこと、從つてまた私が過つには、この目的のために神から賦與せられた或る能力が私に必要であるのではなく、かへつて私が神から得てゐるところの眞を判斷する能力の私において無限なものでないことによつて、私の過つことの生じるといふことを、理解するのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...石原博士が不確定性原理から導かれ易い主観的観念論の誤謬と...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この名のつけ方は不正確であるばかりではなく根本的な誤謬さえも含んでいる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その作品の滑稽(こっけい)な点や音楽のある誤謬(ごびゅう)をさえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人は誤謬(ごびゅう)に陥ることがあり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日本の文明を評論した無邪気なる誤謬(ごびゅう)と浅見とに...
中里介山 「大菩薩峠」
...此の本(千里駒及龍馬伝)の様に誤謬が多くつては私は本当に口惜(くちお)しいですヨ……...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...音楽上の誤謬と出鱈目については...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...考えの至らなかった誤謬や欠陥のあるものにちがいないが...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この誤謬を正すことを得たのは...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それは前にも言ったように不幸にしてその誤謬が改善せられぬ今日の現状であるからこそ...
牧野富太郎 「植物記」
......
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...さて誤謬は誤謬として...
森鴎外 「渋江抽斎」
...資本は非消費によって増加されると想像するよりもより大なる誤謬はあり得ない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...誤謬であるとして彼を非難している...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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