...それは私の謬見(びゅうけん)であるし...
有島武郎 「宣言一つ」
...等しく迷謬(めいびゅう)に陥りつつあるとはいえ...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...当然従来の史観の誤謬を訂正する部分も多いはずである...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...私の誤謬(これのみが或る不完全性を私のうちにおいて證するのである)がいつたいどういふものであるかを探究すると...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...人間の生活は特殊的なものに関してしばしば誤謬に陥り易いことを告白しなければならず...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そうなると之は単に誤謬と云っては済まされないので...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...其の結論に於いて大なる誤謬を生じたのである...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...是れ著しき誤謬なり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...社會的謬見を正せ」と無理な注文で上げたり下げたりしてゐるし...
直木三十五 「春夫偏見」
...ただ余が先に余り些細なる事を誤謬(ごびゅう)といひし故にこの攻撃も出で来しなればそれらは取り消すべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...通俗の傳統主義の誤謬――この誤謬はしかしシェリングやヘーゲルの如きドイツの最大の哲學者でさへもが共にしてゐる――は...
三木清 「人生論ノート」
...水蛇が鱧(はも)という魚に化るとあるは形の似たるより謬(あやま)ったのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...当時専ら謬(あやま)り入って来る者を...
南方熊楠 「十二支考」
...遵守における誤謬をも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼の決定せる宇宙の設計に少しの誤謬(ごびゅう)をも示してはいないのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...仏の誓願は無謬であると説かれる...
柳宗悦 「工藝の道」
...その解釈が根本的に誤謬(ごびゅう)であると指摘して...
吉川英治 「三国志」
...誤れる政策が吾々を誘って採用せしめた誤謬を認め...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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