...人は愛人を見出すことに誤謬(ごびゅう)なきことが出来る...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...更に驕慢なるこの民族主義に付加するに謬妄なる宗教的意識を以てし...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...我輩はこのたびの戦争に於てこそ全人類が帝国主義の誤謬を発見するに至らぬかと思う...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...そうした方法論主義的誤謬が発生したのは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文学・哲学・などを中心として発生している一つの認識論上の誤謬...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...それは恐らく謬見であらうと思ふ...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...謬(あやま)った文明逃避ほど危険なものは無い...
中島敦 「環礁」
...又ルーソーが如き謬見(びゅうけん)の学者が...
蜷川新 「天皇」
...誤謬(ごびゅう)の甚(はなはだ)しき者というべし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...これはやはりスゲの事だと速了すれば忽(たちま)ち誤謬に陥る事に成る...
牧野富太郎 「植物記」
...且つまた誤謬を覚え込む児童の不幸を救わんがため要請したものである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...通俗の伝統主義の誤謬(ごびゅう)――この誤謬はしかしシェリングやヘーゲルの如(ごと)きドイツの最大の哲学者でさえもが共にしている――は...
三木清 「人生論ノート」
...いつの間にか謬伝されて...
南方熊楠 「十二支考」
...兎に角誤謬があるらしく見える...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...甚しき過謬なきものとするときは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...さて誤謬は誤謬として...
森鴎外 「渋江抽斎」
...創造を人間の所業とのみ思うのは全くの誤謬(ごびゅう)である...
柳宗悦 「工藝の道」
...民衆への否定は常に誤謬なのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
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