...私も心から當局に感謝するものである...
石川啄木 「所謂今度の事」
...ああ父よ、余は爾に感謝す、爾は余の祈りを聴賜(ききたま)えり、汝かつて余に教えていわく、肉のために祈るなかれ霊のために祈れよと、しかして余は余の愛するものとともに爾に祈るにこの世の幸福を以てせざりしなり、もしそのために祈りし時は必ず「もし御意(みこころ)に叶(かな)わば」の語を付せり、自己の願事(ねぎごと)を聴かば信じ、聴(きか)ずば恨むはこれ偶像に願(ねがい)を掛けるもののなす所にして、基督信者の為すべき事にあらざるなり、ああ余は祈祷を廃すべけんや、余は今夕(こんせき)より以前に勝る熱心を以て同じ祈祷を爾に捧ぐべし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...私はまた出版社の親切および細心な注意に感謝する...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...和尚さんの深切に感謝する...
種田山頭火 「行乞記」
...鰯、鰯、鰯ほどやすくてうまい魚はない、感謝する...
種田山頭火 「其中日記」
...「僕はじつにじつに感謝するがなあ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...葉子は着いた当座ここへ連れて来たことを感謝するように...
徳田秋声 「仮装人物」
...「きみに深く感謝するよ」彼は無性に腹を立てて...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...私は岡部の親切な常識に感謝する...
豊島与志雄 「常識」
...この明智の御用聞に感謝するのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この明智の御用聞に感謝するのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いつかラルフに感謝する日が来る」メアリが頬を赤く染めながら言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...現世にもこの太子が周利槃特を侮り後(のち)懺謝するのだと...
南方熊楠 「十二支考」
...私は公に謝するのだと云った...
森鴎外 「不苦心談」
...記者は深く謝する...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...」矢代は塩野へ感謝するしるしに軽く頭を下げてから...
横光利一 「旅愁」
...この幸福に感謝するたびに...
吉川英治 「大岡越前」
...幾万の霊に何と謝すべきか...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??