...一日五十銭の割で約束してもらえまいかと...
犬田卯 「沼畔小話集」
...しかしぼくは金銭上において魯迅さんを助けたことは一度もないのです...
内山完造 「魯迅さん」
...初めのうちは月々四五十銭ぐらいは送って来ましたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...白米一升四十銭、さゝげ豆一束二銭、茹鮹一本十二銭...
種田山頭火 「其中日記」
...差しひきいくらかの銭がやうやく残つた...
中勘助 「銀の匙」
...一円札に対する剰銭(つりせん)を五分もかかって持(もつ)て来るのに気をいら立てる必要もなく...
永井荷風 「銀座」
...両国の桟橋で一銭蒸汽を待っていた時...
永井荷風 「雪の日」
...五十銭の蛇の目を見たから...
中島敦 「斗南先生」
...雲坪先生の絵を芋銭先生はほめて居られたとのことであつた...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...台石の上の銭が毎晩決って変ると限らないところが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「銭形の、――気の毒だが、兄哥(あにき)も満更(まんざら)掛り合いがないわけでもあるまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...得意の投げ銭が夜風を剪(き)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銭形親分の片腕の八五郎とわかって――」「お前は俺の片腕かい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さすがの銭形平次も全く手を焼いてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一八三四年九月 サッシェにて1819年頃のフランスの通貨の相関関係と通貨事情1リャール(銅貨)=3ドゥニエ(古銭)1スー(硬貨)=4リャール1リーヴル(硬貨)=20スーエキュ銀貨=5フラン=6リーヴルナポレオン金貨=20フランルイ金貨=20フラン=24リーヴルリーヴル・トルノワ(トゥールで鋳造されたリーヴル貨)については81リーヴル・トルノワ=80フランの換算レートがあり...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...同君はまた日本全国郵便局の消印ある二銭の郵便切手(赤色)を集めていた...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...三銭五銭ぐらいずつ郵便局へあずけたのが...
三宅花圃 「藪の鶯」
...茶わん一ヶ八十銭の由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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