例文・使い方一覧でみる「借りて」の意味
スポンサーリンク...やっと病院から出て千葉県の船橋の町はずれに小さい家を一軒借りて半病人の生活をはじめた時の姿は... 
太宰治 「小さいアルバム」
...彼は部屋だけ借りて...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...女と素人屋（しろうとや）の二階を借りて同棲しようとしていることが思われて来た...
田中貢太郎 「蟇の血」
...それを持参して一升借りて戻る...
種田山頭火 「其中日記」
...他処から借りて来なければならぬとすれば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...便利な家を一軒借りていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...相応院というお寺を借りて...
中里介山 「大菩薩峠」
...この牛は昔から飛騨より借りて来る...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...それからノートを借りて写すような手数をする男でも無かった...
夏目漱石 「正岡子規」
...八五郎は手燭を借りて隣りの納戸に入りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな差配だったら借りてもいいなと思った...
林芙美子 「貸家探し」
...「うまいんだねえ……」「だつて、子供の頃、よく泳いだんですもの……」「ぢやア、もつと河上へ行かう……」「競爭しませうか？」「生意氣云つてる……お母さんはどうしてる？」「晝寢なさいますんですつて、空氣枕を借りて、さしあげときました」二人は水流にさからつて、河上へ河上へと泳いで行つた...
林芙美子 「多摩川」
...そこで昆虫の助けを借りて...
牧野富太郎 「植物知識」
...栄華に戯れてもいるはずの人が蛍雪（けいせつ）の苦を積んで学問を志すということをいろいろの譬（たと）えを借りて讃美（さんび）した作は句ごとにおもしろかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いったいどこからそのすべての権威を借りているか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...群れの力と酒の勢いとを借りて...
柳田国男 「雪国の春」
...早く借りて来い」やがてのこと高氏は...
吉川英治 「私本太平記」
...鋸（のこぎり）などの道具をやがて借りて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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