...彼は、その提案に対して諾否を決めかねている...
...今後の予定について、諾否を示してほしい...
...会議では、多数派の諾否に従うことになっている...
...彼女は、自分の意見に従って諾否を決めた...
...政治家たちは、国民の声に応えて諾否を決めるべきだ...
...勝見に会見の諾否を伝えようと思っている間に...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...諾否(なやうや)の空照りおもり...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...彼女(あれ)の諾否(いなや)が肝腎(かんじん)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...そうだとか、そうでないとか、諾否の返答が、どこからか響く筈である...
豊島与志雄 「幻覚記」
...諾否の返答が与えられなかった...
豊島与志雄 「子を奪う」
...彼は諾否の返答を与えなかった...
豊島与志雄 「子を奪う」
...その諾否を決した...
直木三十五 「南国太平記」
...何かと話したのち私は先方のためゆっくり考えてから諾否をきめるようにいって別れた...
中勘助 「結婚」
...至急諾否の返事きゝたしと云...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...さうなると慥な諾否はいへなくなる...
長塚節 「開業醫」
...けれども細君の諾否(だくひ)だけですぐ決定されべき性質のものではなかった...
夏目漱石 「明暗」
...叔父の手にある諾否の賽(さい)が...
夏目漱石 「明暗」
...昨日(きのう)申し込んだ結婚事件の諾否を尋ねると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その審議によって役所側の諾否は決せられるのであったから...
本庄陸男 「石狩川」
...もちろんその晩Tには諾否を与えず...
正岡容 「わが寄席青春録」
...アア考えてみれば御両親の諾否(だくひ)が僕の運命の岐(わか)るる所...
村井弦斎 「食道楽」
...――宗治の心はすでに諾否(だくひ)の先へ超えているのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...御諾否(ごだくひ)のほど...
吉川英治 「新書太閤記」
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