...諸式は騰(あが)り...
石川啄木 「赤痢」
...生業は奪はれ、税金は高くなり、諸式は騰り、増えるのは子供許り...
石川啄木 「赤痢」
...それは奈何に諸式の高い所にしても...
石川啄木 「天鵞絨」
...それは奈何(いか)に諸式の高い所にしても...
石川啄木 「天鵞絨」
...「世間の諸式が悪いというに...
直木三十五 「南国太平記」
...近所の諸式商から買って来た麩の袋が...
火野葦平 「花と龍」
...実は二十間ばかり離れた諸式屋の電話であって...
火野葦平 「糞尿譚」
...彦太郎は角の諸式屋に来て...
火野葦平 「糞尿譚」
...彦太郎が角の諸式屋に来て...
火野葦平 「糞尿譚」
...角の諸式屋のおかみさんが立っていて...
火野葦平 「糞尿譚」
...困ることはない諸式が倍になったら此方(こっち)も倍働きなとこう言った...
正岡容 「寄席」
...諸式が高くなってお寺の経済の苦しい事...
水上滝太郎 「果樹」
...『延喜』の諸式を見ても盆または※等の文字に...
柳田國男 「和州地名談」
...江戸は諸式が高いから...
山本周五郎 「花も刀も」
...あっちは諸式がずっと安いそうだから...
山本周五郎 「柳橋物語」
...破壊だけで、生産、建設面はまだ何一つ行われていず、天皇の還都いらいは、朝威をかざるに急で、諸式万端、華美と見栄に走って、さいげんもない加速度な支出をぜひなくして来ている...
吉川英治 「私本太平記」
...夕刻の諸式を相談している藩士たちの席に列していると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...けだし教会の諸式に荘厳をつくし...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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