...それは奈何に諸式の高い所にしても...
石川啄木 「天鵞絨」
...それは奈何(いか)に諸式の高い所にしても...
石川啄木 「天鵞絨」
...なおその他のいわゆる「諸式」だって少しは軽減されるであろうし...
犬田卯 「沼畔小話集」
...どちらもほんとに結構な心掛だがかう諸式が高くなつては...
薄田泣菫 「茶話」
...諸式が上りはって...
中里介山 「大菩薩峠」
...彦島の諸式商「なんでも屋」の親爺...
火野葦平 「花と龍」
...見とって、はがいいわ」「フフフ……」「なんでも屋」は、マンの顔を、じろじろと見て、妙な笑いかたをし、「そりばって、マンさんが嫁女(よめじょ)になったら、はげしいメンピンになるとじゃろうもん……?」「あたし、亭主が理不尽なことせんかぎり、おとなしい、ええおかみさんになるつもりよ」「そういえば」と、諸式屋は、なにか思いついたように、「マンさんは、玉井さんと夫婦になるそうじゃねえ?」「誰が、そんなこと、いうの?」「玉井さんが、話しよったばい」「馬鹿にしとるわ...
火野葦平 「花と龍」
...近所の諸式商から買って来た麩の袋が...
火野葦平 「花と龍」
...実は二十間ばかり離れた諸式屋の電話であって...
火野葦平 「糞尿譚」
...彦太郎は角の諸式屋に来て...
火野葦平 「糞尿譚」
...角の諸式屋の自転車を借りて山に上り...
火野葦平 「糞尿譚」
...困ることはない諸式が倍になったら此方(こっち)も倍働きなとこう言った...
正岡容 「寄席」
...諸式が高くなってお寺の経済の苦しい事...
水上滝太郎 「果樹」
...『延喜』の諸式を見ても盆または※等の文字に...
柳田國男 「和州地名談」
...江戸は諸式が高いから...
山本周五郎 「花も刀も」
...あっちは諸式がずっと安いそうだから...
山本周五郎 「柳橋物語」
...故事諸式の作法を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...けだし教会の諸式に荘厳をつくし...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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