...そのとき永年住みなれた画室の焼けるのは仕方のないことで不運と諦めるが...
上村松園 「縮図帖」
...諦(あきら)めるより外(ほか)ない」「諦めるより外ない...
海野十三 「地球要塞」
...設備費数千円の損害は諸君の生きた学問の月謝として清く諦めること...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...まず運がないものと諦めるんですね!」とヴェリチャーニノフはうっかり口を滑らした...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...「もう諦めるんだね...
豊島与志雄 「土地に還る」
...どれが本當か分らぬと諦めるといふことが...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...もう悔いても間に合はぬ諦めるより外はない...
長塚節 「佐渡が島」
...私たちはこの冬の石炭はまず諦めることにした...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...諦める――物を妥協的に考える人には...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...もとよりそんなことで諦める左母次郎ではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夫れは仕方が無いと諦めるから...
樋口一葉 「たけくらべ」
...棺桶のほうは諦めるよりしょうがない」「すると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...みんなは諦めるよりほかはなかった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...ここんとこで一度サッパリ諦めるわけには行かねえのか? そのうちに金え溜めて轟から買い戻せばええのだ...
三好十郎 「樹氷」
...「諦めるものか、決して諦めなんかしない、万三郎さまはあたしのものだ、どんなことをしたって、きっとあたしのものにしてみせる、――そう心に誓いましたわ」かよの頬にさっと血がのぼった...
山本周五郎 「風流太平記」
...そう諦めるよりしようがなかった...
吉川英治 「剣難女難」
...「どうする? ……諦めるなら綺麗(きれい)がいいし...
吉川英治 「松のや露八」
便利!手書き漢字入力検索