...而して所謂常人が――諦めるだけの理解を有し得ない常人が...
有島武郎 「運命と人」
...『諦める』等と云ふ事は...
伊藤野枝 「惑ひ」
...と諦めることに決心した...
犬田卯 「錦紗」
...損失は諦めるとしても...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...きれいさっぱり諦める...
太宰治 「二十世紀旗手」
...畝傍御陵・松老いて鴉啼くなり橿原神宮・この松の千代に八千代の芽吹いてみどり・みたらし噴く水のしづかなる声・旅もをはりの尿の赤く枯れきつてあたゝかな風ふくあすは雨らしい風が麦の穂の列ぽろり歯がぬけてくれて大阪の月あかりぬけた歯はそこら朝風に抜け捨てゝ一人もよろしい大和国原そこはかとなく若い人々のその中に私もまじり春の旅白船君からのたよりでは、大連の坂田君が十年ぶりに帰郷、三人相会して談笑することが出来なかつたのはまことに残念千万、ぢだんだふんで口惜しがつたけれど、諦める外ない、命があるならば、縁があるならば、また逢ふこともあらう...
種田山頭火 「旅日記」
...「もう諦めるんだね...
豊島与志雄 「土地に還る」
...どれが本當か分らぬと諦めるといふことが...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...」役人達は十中九迄諦める事になつて帰つて行つた...
長與善郎 「青銅の基督」
...諦める――物を妥協的に考える人には...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...まず諦める外はあるまい」二人は材木屋の店を出ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次はいゝ加減にしてお茂を諦めると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「諦めることだ、――俺は町方の岡っ引だから、武家方のことは手のつけようがない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これ以上は諦める外はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...諦めると、引揚げる外はありませんが、このつぎに狙はれるのは、明かです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日は柔かい飯の好きな家庭の人となつたのだと諦めるのであり...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...今も紀州の人は不運な目に逢うごとにこれを引いて諦めるが...
南方熊楠 「十二支考」
...あの娘をくいものにすることは諦めるほうがいい」云ってしまってから...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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