...彼はテレビ番組で論陣を張った...
...この論陣は説得力がある...
...会議で論陣を張って、自分の意見を主張する必要がある...
...彼女は議論で論陣を振るったが、誰も彼女の話を聞いてくれなかった...
...論陣を張る前に、自分の主張をしっかりと準備する必要がある...
...聊(いささ)か君の論陣へ返し矢を飛ばせる所以(ゆゑん)である...
芥川龍之介 「解嘲」
...左(と)に右(か)く二葉亭は八門遁甲(とんこう)というような何処(どこ)から切込んでも切崩(きりくず)す事の出来ない論陣を張って...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...ヨブは次第にその論陣を進め...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...常に正々堂々の論陣を張って...
海野十三 「空襲葬送曲」
...既に其前から其新聞紙上で俳話を公(おほやけ)にして元祿の俳句の復興を唱道してゐたのであるが新聞記者となつてからは愈其旗幟を明かにして盛んに論陣を張つた...
高濱虚子 「俳諧師」
...それを参考にしてそろそろとおのれの論陣をかためて行く...
太宰治 「もの思う葦」
...ほとんどすべての新聞社はこの界隈(かいわい)に陣取って自由民権の論陣を張り...
徳田秋声 「縮図」
...だがこれは新聞の論陣の強化(それも後に見る通り怪しいのだが)ではあっても...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...論陣の強化どころではないのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...筋の通るように論陣を張るほどに...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...文壇(ぶんだん)の論陣(ろんぢん)今や輕(けい)佻亂雜(らんざつ)卑(ひ)小に流(なが)れて...
南部修太郎 「文壇球突物語」
...論陣を張っている...
火野葦平 「花と龍」
...「九州民報」では、高野貞三が、さかんに、論陣を張って、「全若松市民は、飢餓に瀕して、洞海湾の藻屑とならんとする、数千の沖仲仕救済のために起て」と、輿論の喚起(かんき)に努めた...
火野葦平 「花と龍」
...英仏両派の論陣はその旗幟(きし)甚だ鮮明で...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その響と共にわが論陣を攻めたるが...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...そこで五百も論陣を張って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...大論陣をすすめて...
吉川英治 「三国志」
...知識人の雄弁によってよけい論陣の楯(たて)になった...
吉川英治 「新書太閤記」
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