...「蘇我狗子」は、天武天皇の時代に、聖武天皇の諒闇を祭った際の祭りの弓取り合戦で武勲を挙げた人物で、蘇我犬養の従兄弟とされている...
...初めての時は諒闇でお祝ひをしなかつたからと云つて...
有島武郎 「お末の死」
...諒闇(りやうあん)の民...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...かくて上下憂愁のうちに諒闇(りょうあん)の春を迎え...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...諒闇のこととて店でも新年宴会を慎しみ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...諒闇(りょうあん)の世になったにも拘わらず...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...諒闇の世を憚らぬ狩なればこれや殺生関白(せつしやうくわんぱく)と云ふと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...諒闇(りょうあん)の黒布を瞬く間に全天に覆(おお)うたり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...諒闇(りょうあん)中の御遠慮で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...去年は諒闇(りょうあん)のことがあったり...
中里介山 「大菩薩峠」
...」Bの走り書の一節「フクロ!」Bの妹さんの走り書き「諒闇中だから雪洞はともさないんですつて...
牧野信一 「晩春日記」
...町はまことに諒闇の龍宮城また東京の王子の夜であります...
宮澤賢治 「うろこ雲」
...年が変わっても諒闇(りょうあん)の春は寂しかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...諒闇(りょうあん)中の黒い車に乗った喪服姿の源氏は平生よりもすぐれて見えるわけもないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...去年は諒闇(りょうあん)で五節のなかったせいもあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...此(この)陰鬱な天候に加へて諒闇(りやうあん)の中に居る自分達は一層気が滅入(めい)る許(ばか)りである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...諒闇(りょうあん)の喪(も)が令されていたからである...
吉川英治 「私本太平記」
...悲しみに沈んでいるこの春の御諒闇(ごりょうあん)に...
吉川英治 「親鸞」
...「丙種」七月諒闇...
吉川英治 「年譜」
便利!手書き漢字入力検索