...誠の心をもって終始する心掛が必要だと思います...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ありがたがってお役に立つものなら立てて下さいと誠の心を動かして来た心持は...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...せめて嵯峨の奧にありと聞く瀧口が庵室に訪(おとづ)れて我が誠の心を打明(うちあ)かさばやと...
高山樗牛 「瀧口入道」
...その感謝――誠の心から生れた芸術であり句でなければ本当に人を動かすことは出来ないであらう...
種田山頭火 「一草庵日記」
...その夜そもじの文の到来せしは定めて誠の心文より先に参りたるかなと...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...変る夜ごとの枕に泣く売春婦の誠の心の悲しみは...
永井荷風 「妾宅」
...一人は誠の心より慕ふともよりあはねば是れも片糸の思ひやすらん...
一葉 「暗夜」
...されど私こと誠の心は写真にて御推もじ下されたくくれぐれもねんじ上げまいらせ候...
広津柳浪 「今戸心中」
...誠の心はもって情欲を制し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...誠の心は天に通じることもあろう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
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