...後々までも語り草になりますやうな事が...
芥川龍之介 「地獄変」
...五年のちまで町内の人たちの語り草になりました...
太宰治 「女の決闘」
...その後ながいあいだの火消したちの語り草であった...
太宰治 「ロマネスク」
...語り草――いやあーっ...
直木三十五 「南国太平記」
...山田春塘の著『日本橋浮名歌妓』は明治十六年六月檜物町(ひものちょう)の芸妓叶家歌吉といへるもの中橋の唐物商(とうぶつしょう)吉田屋の養子安兵衛なるものと短刀にて情死せし顛末(てんまつ)を小説体に書きつづりしものにしてこの情死は明治十三年九月新吉原品川楼の娼妓盛糸と内務省の小吏(しょうり)谷豊栄が情死と相前後して久しく世の語り草とはなれるなり...
永井荷風 「桑中喜語」
...武道の語り草に、これは保存して置きたかったものです」...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...孫子の代までの語り草...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...後世の語り草になること請合(うけあい)だ!』『ちぇっ! 後世の語り草なんか...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...後世の語り草として...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...一生の語り草です...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...良い語り草になるじゃろう...
横光利一 「夜の靴」
...だから或はこんな例などが逆に珍重されて語り草になったのかもわからない...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...かようなことが華やかに世間の語り草となっては...
吉川英治 「江戸三国志」
...後々の語り草にもなったように...
吉川英治 「私本太平記」
...以前の貧苦を語り草に...
吉川英治 「新書太閤記」
...こういう語り草さえ残っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...語り草になるのが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...語り草にしてと思うて参りましたが……もうこのごろはその望みも持てなくなりました...
吉川英治 「親鸞」
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