...凡庸のわざは空高くかかげらる!――『こは古き語り草なれど...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...北城に残る語り草」と題し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...今でも人の語り草になつてゐるやうでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...後の世の語り草にもと老眼の脂(やに)を拭いつゝ書き留めておくと云うのであって...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...かの醍醐の花見と共に今も人々の語り草になっておりますくらい...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...金瓶大黒(きんぺいだいこく)の三名妓の噂が一世(いっせ)の語り草となった位である...
永井荷風 「銀座」
...この町の語り草になっている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
......
波立一 「夜明の集会」
...孫子の代までの語り草...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...一生の語り草です...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...時代の波は乗っ切れず三十年代を限りとして追い追い昔の語り草...
山本笑月 「明治世相百話」
...狼群の先頭に立つて駈ける「お化け犬」のことをいまも語り草にしている...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...だから或はこんな例などが逆に珍重されて語り草になったのかもわからない...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...都あたりの語り草にもなっている...
吉川英治 「黒田如水」
...いまもよく人々が語り草にいう北畠顕家をちと鑑(かがみ)ともしたがいい...
吉川英治 「私本太平記」
...忘れ得ない語り草としていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...光秀といえば目のかたきに嘲蔑(ちょうべつ)し憎悪されている実証が他家の侍たちの中にすら語り草になっている空気だの...
吉川英治 「新書太閤記」
...こういう語り草さえ残っている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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