...天然痘や硬性下疳(梅毒)の毒性物質はそれらの結果だけから認識されるもので...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...それで上下と左右の比率が正しく認識されるのではないかというのである...
寺田寅彦 「観点と距離」
...戦争こそは社会的常識の発達をば充分に活用して初めて認識されるべき事柄であるのだ...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...そして之によって始めてオブヤェクト(一定の空間)が認識されるのである」と...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...從つて又認識する(實在的)主體と認識される(觀念的)主體との同一性でもある...
波多野精一 「時と永遠」
...單に理論的に從つて冷靜に認識される客體であるに止まり...
波多野精一 「時と永遠」
...思想の価値規定は埋没されて認識されることなく...
三木清 「危機における理論的意識」
...彼は事物の本質が何であるかはその全体のはたらきにおいてのみ認識されると考へた...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...それは認識される対象に真理を賦与し...
三木清 「哲学入門」
...他方それがすべての者によつて等しく認識されるものであることを意味してゐる...
三木清 「認識論」
...認識されるであらう...
三木清 「認識論」
...その抽象的本質に於て認識されることなく――この批判的なる認識は上に述べた理由からして...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...しかるに過程が過程として批判的に認識されるためには...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それは認識されるのでなく...
三木清 「歴史哲學」
...見れば見るほど故人の美貌(びぼう)の完全であることが認識されるばかりであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父宮と姉君への愛の深さが認識されるにつけても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼に認識されることさえもなく存在するという事実によって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それらのものに潜(ひそ)む美が認識されるまでに...
柳宗悦 「民藝四十年」
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