...自分は此等の點にトルストイの主張と思索との態度の極めて特異なるものあることを認めざるを得ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...野村もそれを認めぬではないが...
石川啄木 「病院の窓」
...著者が最も苦心されたであらうと認められる所は...
丹波敬三 「大植物圖鑑」
...アガメムノーン退くを認め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヘルメーアスの側(そば)近く立てるを認め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...私は其処に何等必然的なものを認めなかった...
豊島与志雄 「理想の女」
...こちらへ進んで来るのを主膳は認めたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼を知れる限りの者が認めるに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで最初に清八が熊と認めたそれなのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の声も聞かなければ私の存在をも認めていない様子である...
中島敦 「南島譚」
...認めたほうがいいでしょうね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...それを率直に認めることが学者にふさわしい態度であるとされている...
三木清 「哲学入門」
...仰せのように子供の将来に光明を認めとうございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...Apollon 的なものをも認めている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...単なる新陳代謝の例と認めることも事実が許さないのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...兎(と)にも角(かく)にも吾輩を一種の狂人と認めている満天下の常識屋諸君に同情するよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...臣とも人とも認めたくないにちがいなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...熟練などが認められ...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
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