...然しその人は個性の表現に於て delicacy の尊さを多く認めないで...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...それでは斎藤を殺人犯と認めるかというと...
江戸川乱歩 「心理試験」
...その中には余が居士に送った手紙の端に認めておいた句が一...
高浜虚子 「子規居士と余」
...時の文部大臣奥田義人が認めた京大の模範的伝統を蹂躙することは...
戸坂潤 「社会時評」
...燈火のついたどこかの窓の赤い火影(ほかげ)がさしてるのを認めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...僕も幽霊のいることだけは認める...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...彼はそこに名誉以外の重大な意味を認めたのである...
夏目漱石 「明暗」
...中断した前後の知覚の継続と同一性の一般的な仮説を認める以外には...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...正當と認めさせるのに新らしい法令(はふれい)が要(い)るやうでは...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私はそういう姿を認めると...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...すつかり忘却してゐたこと(プルウストはそれを「心の間歇」と呼んでゐる)を認めて驚く...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...もう認めたも同然でございます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...音楽の最も発達した一つと認め...
南方熊楠 「十二支考」
...そんな所としてハッキリ認めた上でだな...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...美の整った女盛りの貴女(きじょ)であることは源氏も認めているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...たしかに認めたものがある...
森鴎外 「山椒大夫」
...社会主義をも認めなければならぬ...
横光利一 「新感覚派とコンミニズム文学」
...自分は猶(なほ)他(た)の婦人に於て仏蘭西(フランス)婦人固有の元始的な根強い優れた本性(ほんしやう)を認め得(え)られると信じます...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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