...その主張が全事実の一部をなすものだということを私も認めない訳ではない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...堺二氏の協力によつたものと認められる...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...雄大なる詩想の群を挺(ぬき)んずるを認められたのは『風流仏』であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...美男美女と認めているから...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...一見似寄つたやうな句と見えたものにも争ふことの出来ぬ異色を認めるやうになるであらう...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...多くの感情に固有の虚偽や誇張を認めるだけでは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は偶然また彼の白い姿を苔(こけ)の上に認めた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...「古」も「こ」の仮名であると認めるのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...路地の奥にいた二三人の子供たちが私たち父子を見ると急いで物蔭にかくれるのを私は認めた...
堀辰雄 「幼年時代」
...そこに何等かの法則が認められる限り...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...斯う云ふのは是れは認めて宜しい...
森鴎外 「假名遣意見」
...異なる藝術意欲の變遷を論ずるところに心理的要因の重要性を認めているといえるであろう...
矢田部達郎 「心理學」
...一遍にできたものでないことは誰でも認める...
柳田国男 「雪国の春」
...ハドソン湾会社の鉄砲に相違ないと彼は認めた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...そうしてその主張している理由は彼女の心理状態から押して真実と認められるので...
夢野久作 「少女地獄」
...この類似はどの時代の仏菩薩像においても認められるというわけではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...愛らしい悲しみは依然として認められるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...有仏性と言い無仏性というもともに仏法僧を謗(そし)るのであることを認めている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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