...世に誉れ高くまします烈祖(れっそ)家康公より信牌を賜わり(慶長五年庚子(こうし)和蘭(オランダ)船始めて来り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...半兵衛は、名代の腕故、荒木も、穿鑿(せんさく)に参ったものであろうが、御前試合にて、宮本八五郎と、相打になった程の勇士が、心得とは申しながら、半兵衛の事を、訊ねに参ったとは、武士の誉れじゃ...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...塩市の誉れを歌い...
中里介山 「大菩薩峠」
...この僧都は論議決択(けっちゃく)のみちにかけては日本第一の誉れのあった人である...
中里介山 「法然行伝」
...何も芸術家の誉れでもない...
中原中也 「芸術論覚え書」
...首を縊(くく)るのが誉れであるはずはありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すでに誉れなく、また利益なし、何のために辛苦勤学したるやと尋ねらるれば、ただ今にても返答に困る次第なれども、一歩を進めて考うれば説なきにあらず...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...あかつきの空にひゞきて自由なる鐘は鳴りてポートマク河の誉れの夢よわれら青春の永久(とは)なる勝利……これは新たにつくられた「W」大の応援歌の一節であるが...
牧野信一 「サクラの花びら」
...誉れに充ちた腕を振りあげて必死の力で太鼓を打ち続けるのである...
牧野信一 「バラルダ物語」
...未だどちらを向いても王国などゝいふものもなく誉れに富んだ騎士も住まず...
牧野信一 「浪曼的月評」
...ある人々はここで優勝の誉れを得ようと懸命の努力を致します...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その生ませた子の数まで明らかにする! サトゥルニヌスの妻パウリナはローマの誉れ高い淑女であったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...熱愛せられて大いなる誉れをうくるを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ギリシアが国の花と誇れる誉れの人よ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その官位・その家の誉れ・のために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...数代簪纓(しんえい)の誉れ高くご父祖はみな宰相や大臣の職にあられたのではないか...
吉川英治 「三国志」
...「何にするのか?」「身の誉れですから...
吉川英治 「新書太閤記」
...その武士の誉れある指物(さしもの)が乗せられてあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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