...勲功の誉れ高い勇敢な大佐なのです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...薩州伊王ヶ滝の自源坊より瀬戸口備前守(びぜんのかみ)が精妙を伝えし誉れの太刀筋(たちすじ)」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...わしゃ一生の誉れでございまさあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...夙(つと)に聡慧の誉れが高い...
中島敦 「セトナ皇子(仮題)」
...何も芸術家の誉れでもない...
中原中也 「芸術論覚え書」
...なごやかな眠りにその眼は閉ぢられてなんといはうか死の誉れ?いと清冽な輝きが...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...「あんな小僧を捻(ひね)っても大した誉れにもなるまい...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...誉れの吉相」「何んと言われる...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...人に絞め殺されるのもあまり御武家の誉れではあるまいぜ」「でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その二つの聖像は高徳の誉れ高い苦業僧*ワルフォロメイ聖者から授けられたものであつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...未だどちらを向いても王国などゝいふものもなく誉れに富んだ騎士も住まず...
牧野信一 「浪曼的月評」
...これは晩年の誉れを招くだけの彼として初役ながらいゝ出来だつたが...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...徳川将軍は名君の誉れの高い三代目の家光で...
森鴎外 「阿部一族」
...第三の誉れは駱駝にのること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また彼の勇気に対して授けられた武将の誉れを取り上げたか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼の声音に接するを誉れとした...
山本実彦 「十五年」
...毛利も誉れある武門の家だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...若い頃からの剛勇の誉れが高かったせいか...
吉川英治 「新書太閤記」
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