...眞に誇るに足り羨むべき境遇は祖先傳來の土地に住む田舍紳士のそれに過ぎたるはないといふ考だものだから...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...また誇るべき孤独(中略)山巓と...
石川欣一 「可愛い山」
......
高見順 「死の淵より」
...何も自分の知識を誇る必要はない...
太宰治 「正義と微笑」
...その斬り口のあざやかさを誇ることに潜んで在るのではないのか...
太宰治 「もの思う葦」
...唐草(からくさ)を一面に高く敲(たた)き出した白銅の油壺(あぶらつぼ)が晴がましくも宵(よい)に曇らぬ色を誇る...
夏目漱石 「虞美人草」
...奈良朝の美術を誇るものは...
新渡戸稲造 「民族優勢説の危険」
...それは天平以前の作物(さくぶつ)にして誇るものは...
新渡戸稲造 「民族優勢説の危険」
...誇るに足らないものでせう)のみならず...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「ドゥイノ悲歌」
...」光子は誇るやうに云つた...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...その母は大名の落胤公家の余(よげつ)だったなど系図に誇るも似た事だ...
南方熊楠 「十二支考」
...彼女たちがあんなに処女らしい・あんなに冷やかな・意志を持っているかのように誇るのを聞くと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...常に政宗(まさむね)の偉業を誇る伊達(だて)氏の大きな城下町でありました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...この県が誇るものとしては漆器があります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...勝誇るように笑った...
夢野久作 「笑う唖女」
...アムリの誇る「印度人の数の多数」を...
横光利一 「上海」
...装備を誇る驕慢な大軍は...
吉川英治 「三国志」
...百金の値を誇るとか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索