...これはワインの鋭い目利きを誇る人たちのご機嫌をとるために珍しくない仕事である...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...世界に誇る可きものになる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...おまへは腕を伸(の)して勝ち誇る夢を捧げてゐる...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...夏の日なかの野の鳥の誇る羽振も忘れはて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...現今戦勝後の隆盛を誇るも...
関寛 「関牧塲創業記事」
...決して自分(おのれ)の使命を他人に誇るべきではありません...
高神覚昇 「般若心経講義」
...もし自ら誇るとも我が言うところ誠実(まこと)なれば...
太宰治 「パウロの混乱」
...私は孤立を誇るほど思ひあがつてはゐないが迎合に甘んずるほど堕落してもゐない...
種田山頭火 「其中日記」
...いずれにしても今回のような大火は文化をもって誇る国家の恥辱であろうと思われる...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...リカオーンの子とて自ら誇る者...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...木曾殿も都化(みやこくわ)して布衣(ほい)を誇る身の万一人爵(じんしやく)崇拝と宗旨変(しゆうしかへ)でもしては大変...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...食器の清洒(せいしゃ)風雅なるまた大(おおい)に誇るに足るべし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...われわれは会としての強味を誇る何物かを増したといい得るかも知れない...
野呂栄太郎 「三田社会科学研究会」
...いかに科學日本の躍進を誇る現代でも...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...自分が斯うして牢獄の苦を嘗めて居ることはむしろ誇るべきことなのではあるまいか...
平出修 「逆徒」
...人間の特権なりと誇るのであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...または祖先の権威を誇る標でもないのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...仏蘭西(フランス)には誇るべき芸術...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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