...天誅! と一聲叫んで眞正面からをどりかかつて行くべきである...
太宰治 「お伽草紙」
...第五章 誅天使団一晩のあいだ一行は進み...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...之を誅したといふことになつて居るが...
内藤湖南 「女眞種族の同源傳説」
...天誅組の落人(おちうど)か」犬の遠吠えもそれでわかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...さて揮良夫(こんりやうふ)の如き奸臣はたちどころに誅すべしと迫る...
中島敦 「盈虚」
...君に代つて此の場で汝を誅するのだ...
中島敦 「盈虚」
...四度目の罪がある場合には間違いなく誅戮(ちゅうりく)なさるでしょうな...
中島敦 「盈虚」
......
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...僕が天に代って誅戮(ちゅうりく)を加えるんだ」「愉快(ゆかい)だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...その父を尋ぬれば去(さんぬ)る平治の乱に誅(ちゅう)せられし悪右衛門督信頼卿の舎兄民部少輔(みんぶのしょう)基成とて奥州平泉へ流され給ふ人の乳母子(めのとご)に宮内判官(くないほうがん)家長(いえなが)といひし人の娘なり...
南方熊楠 「十二支考」
...ランカを攻めて鬼王を誅せしめたとあるが...
南方熊楠 「十二支考」
...ねずみとり氏に筆誅(ひっちゅう)を加えんと欲す...
宮沢賢治 「クねずみ」
...去年よりは十倍と新聞に報じられている所得税の誅求に対してたたかっている...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...似寄(により)の品でも好(よ)いから出せと誅求(ちゅうきゅう)した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...先般天誅之儀に付彼此(かれこれ)申上候と齟齬(そご)仕...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...ひき続いて驕(きょう)に長じ居候市中金持の町人どもを誅戮(ちゅうりく)に及び申すべく...
山本周五郎 「花も刀も」
...わが足利家は新田を誅伐(ちゅうばつ)するものと世上へ唱(とな)えろ...
吉川英治 「私本太平記」
...サラニ又愕(オドロ)クヲ要セズ 孝子 仁者 純朴ノ善民 マタ清廉(セイレン)ノ吏(リ)ニ至リテハ是(コレ)ヲ敬(ウヤマ)イ愛スルモ 誓ッテ是ヲ困苦(コンク)セシメズ乞(コ)ウ善大衆ヨ御身等(オンミラ)ハタダソノ天誅(テンチュウ)ヲ見 ソノ職ニ安ンジ居ラレヨ「さーて? これは容易ならんぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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