...今日は楽しい話柄を聞かせてください...
...彼女はいつも面白い話柄を持っている...
...この本は様々な話柄が綴られている...
...食事の席での話柄には注意が必要だ...
...集まった人々は話柄に夢中になっていた...
...滿場の話柄はベルナルドオがダンテの詩の上にかへりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一般士民の話柄に於て然りしのみならず...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...「そんなことをいう奴等にかぎって自分の卑しい心から推し量って他人を律することしかできないのでしょう」すると稲村が傍から話柄を変えるつもりで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...我が見聞(みきゝ)したるを次(つぎ)の巻(まき)に記(しる)して暖国(だんこく)の人の話柄(はなしのたね)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...此事こゝかしこに伝(つた)へ聞(きこ)えて話柄(はなしのたね)としけるが...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...三の事実を夜長の話柄(わへい)にもと受け売りをしてみよう...
寺田寅彦 「話の種」
...(明治四十一年六月二十八日『東京朝日新聞』)八十六写真の無線電送写真電送という事が近頃大分流行の話柄となり...
寺田寅彦 「話の種」
...いわゆるゴシップと名づけらるる階級の空談の話柄を供給する事は明らかであるが...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...単に話柄として掲げられたものとして之を考察することも出来るし...
戸坂潤 「科学方法論」
...単なる話柄として話しました...
豊島与志雄 「道標」
...根津権現の社頭には慶応四年より明治二十一年まで凡二十一年間遊女屋の在ったことは今猶都人の話柄に上る所である...
永井荷風 「上野」
...二六新報の計画した娼妓自由廃業の運動はこの時既に世人の話柄となつてゐたが...
永井荷風 「里の今昔」
...日常の話柄(わへい)にしているものであるから...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...哲学史の知識を自己の博学を矜る具に供したり社交場裡の話柄に用いたりして得意気に満足しておる人...
三木清 「語られざる哲学」
...伊沢分家の口碑は蘭軒歿時の話柄(わへい)二三を伝へてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今一つの話柄があつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万人仰ぎみるともいうべき人首唯一の話柄に...
柳田国男 「雪国の春」
...話柄(わへい)に残っている事がある...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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