...今日は楽しい話柄を聞かせてください...
...彼女はいつも面白い話柄を持っている...
...この本は様々な話柄が綴られている...
...食事の席での話柄には注意が必要だ...
...集まった人々は話柄に夢中になっていた...
...かつて河上肇(かわかみはじめ)氏とはじめて対面した時(これから述べる話柄は個人的なものだから...
有島武郎 「宣言一つ」
...「そんなことをいう奴等にかぎって自分の卑しい心から推し量って他人を律することしかできないのでしょう」すると稲村が傍から話柄を変えるつもりで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...田舎人(ゐなかうど)には珍(めづら)しからねど都会(とくわい)の人の話柄(はなしぐさ)にいへり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...且越地(ゑつち)に係(かゝ)りし事は姑(しばら)く載(のせ)て好事(かうず)の話柄(わへい)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...三の事実を夜長の話柄(わへい)にもと受け売りをしてみよう...
寺田寅彦 「話の種」
...(明治四十一年六月二十八日『東京朝日新聞』)八十六写真の無線電送写真電送という事が近頃大分流行の話柄となり...
寺田寅彦 「話の種」
...いわゆるゴシップと名づけらるる階級の空談の話柄を供給する事は明らかであるが...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...単に話柄として掲げられたものとして之を考察することも出来るし...
戸坂潤 「科学方法論」
...云うまでもなくここから発表する「研究」は決して真面目に学界や言論界や読書界の話柄とはなっていないように見受けられる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...パリの諸新聞はそれを一つの話柄として掲げた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...今でもその方面の話柄に残っていた...
豊島与志雄 「小説中の女」
...二六新報の計画した娼妓自由廃業の運動はこの時既に世人の話柄(わへい)となっていたが...
永井荷風 「里の今昔」
...日常の話柄(わへい)にしているものであるから...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...二人の会話が次第に個人的な話柄の上に落ちて行った時だった...
堀辰雄 「菜穂子」
...斯う屡々話柄にのぼる度にいちいち厄介な表題(みだし)を口にするのは不便だから...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...当時我輩は話柄の一にしたのである近頃聴く所によると...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...睡(ねむ)らずにいた人々の話柄であって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...尚、この『梅津只圓翁伝』を物するに当って各方面から有力な材料、話柄、指導等を賜わった諸氏は一々列挙に暇(いとま)がない位である...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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