...人間がそも/\見切だから詮方もないが...
種田山頭火 「行乞記」
...詮方もない事実である...
種田山頭火 「行乞記」
...といつたところで詮方もないけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...米は買へないから(一升三十二銭)食パンを買ふ(一斤十四銭)、そして行乞はしないのだ、こゝにも私のワガママがあるけれど、それが私のウマレツキだから、詮方もない...
種田山頭火 「其中日記」
...乞食することは、今の私として、詮方もないが、いはゆる乞食根性には落ちたくない、これは矛盾だらうか、否、否、否...
種田山頭火 「其中日記」
...詮方もない事実だ...
種田山頭火 「其中日記」
...凡夫としては詮方もない事実である...
種田山頭火 「水〔扉の言葉〕」
...詮方もないことだ...
中原中也 「夏」
...二つに一つのほかあるまじ」「卿もさよう思いたまうか」「さようそのほかに詮方もなければ」「さらば早やぜひなきことか」と...
宮崎湖処子 「空屋」
...本職はむしろ窃盜犯には盜むといふ詮方もない行き詰りを發見出來るのだ...
室生犀星 「帆の世界」
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