...先(ま)ず歌幸を祈らばやとて詠む...
伊藤左千夫 「滝見の旅」
...年のわりに聰明で歌を詠むことが上手で...
田山花袋 「道綱の母」
...花鳥風月を詠むことが出来ないのであるから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...詠むべき目的物は結句にいふといふのが先づ原則である...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...その昔この歌を取り上げて歌はかう詠むものだといつて直した男があつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...杓子(しゃくし)も詠む...
正岡子規 「曙覧の歌」
...若し我身一つの秋と思ふと詠むならば感情的なれども秋ではないがと當り前の事をいはゞ理窟に陷り申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...実朝をしてこの意匠を詠ましめば箇様な調子には詠むまじく候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...牡丹と詠むが善き場合多かるべく候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...実朝をしてこの意匠を詠ましめばかような調子には詠むまじく候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...次に「客観的にのみ詠むべきものとも思われず」云々(うんぬん)とあるはいかに...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...三句切の歌詠むべからずなどいうは守株(しゅしゅ)の論にて論ずるに足らず候えども三句切の歌は尻(しり)軽くなるの弊(へい)有之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...歌よまんとする少年あらば老人などにかまわず勝手に歌を詠むが善かるべくと御伝言可被下(くださるべく)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...明治の人には明治の思想あればそれを歌に詠むはいふ迄もなき事ながら虚飾的の忠君愛國などは之を詠んで何の妙もなかるべし...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...昔の恋愛をする者の詠む歌には相手を悪く見て仇人(あだびと)という言葉を三句めに置くことにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ことにつけて詠むのが目的で...
柳田国男 「故郷七十年」
...慰め樂しませ勵ますために詠むものと私は思つて居る...
若山牧水 「樹木とその葉」
...眼前の景物を題に一首二首と詠むことになりました...
若山牧水 「樹木とその葉」
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