...摩訶伽葉(まかかしょう)は笑ったではないか?」その時はわたしもいつのまにか...
芥川龍之介 「俊寛」
...その疑問の犯人から彼が責(せ)め訶(さいな)まれて苦しくてたまらないところを夢見たりした...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...〔孝昭天皇〕御眞津日子訶惠志泥(みまつひこかゑしね)の命一...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...穴門(あなと)の豐浦(とよら)の宮二また筑紫(つくし)の訶志比(かしひ)の宮三にましまして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...かれ訶和羅(かわら)の前(さき)七に到りて沈み入りたまふ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...二七 馥柯羅摩訶秩多――維摩経ではこの典拠不明...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...弓と剣と楯とを持った訶和郎(かわろ)の姿も混っていた...
横光利一 「日輪」
...訶和郎(かわろ)と香取(かとり)は戸外に立って峠(とうげ)を見ると...
横光利一 「日輪」
...訶和郎の姿は闇の中を夜蜘蛛(よぐも)のように宮殿の方へ馳け出した...
横光利一 「日輪」
...十訶和郎(かわろ)は兵士(つわもの)たちの間を脱けると...
横光利一 「日輪」
...玉簾の後(うしろ)に今まで身を潜めていた訶和郎(かわろ)は...
横光利一 「日輪」
...兎と沙魚(はぜ)とを携(さ)げた訶和郎が芒の中から現れた...
横光利一 「日輪」
...卑弥呼は傍の訶和郎を呼び起した...
横光利一 「日輪」
...小脇に抱いた法螺貝(ほらがい)を訶和郎の眉間(みけん)に投げつけた...
横光利一 「日輪」
...反絵は藤蔓で巻かれた訶和郎の身体を一本の蜜柑の枝へ吊(つ)り下(さ)げた...
横光利一 「日輪」
...卑狗も訶和郎も消えていた...
横光利一 「日輪」
...法力の摩訶(まか)不思議に...
吉川英治 「源頼朝」
...蠅取草の消化力みたいな摩訶(まか)不思議な作用が潜んでいるもののようである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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